色あせ対策
塗装の劣化は塗らない限り、止めることも戻すことも出来ません
でも予算や部品がないなど、塗れないこともあります
無理な磨きやコーティングは逆効果 ならせめて遅くすることは?
塗装の劣化スピードを抑えることに特化した下地処理
旧車などで全塗装できない車などにも、おすすめ
- ・カサカサ肌乾燥肌に塗る薬用クリームと日焼け止めの役割
- ・薬用クリームと同じで何度も塗ると、更に効果的
- ・劣化を止めれなくても、劣化スピードを抑えることは出来ます
- ・艶で誤魔化しません 本当のノンシリコン
- ・劣化した塗装を考えた、数少ない珍しい下地処理です

例えるなら
車は、直射日光やエンジンの熱など厳しい環境にさらされ劣化します。 郵便局の赤色が分かりやすいかも。
人には寿命があり止めることはできませんよね。 塗装にも寿命があります。
止めることはできません。
ただし スピードを抑えることはできます いたわることも
カサカサ乾燥肌に、ハンドクリームを塗る感じですね。
色あせ対策は、それと同じです。 修復剤を使い塗装の劣化スピードを抑える。
難しいのは、しなかった時との比較の説明。
治すことはできても不老不死にはできない。 対策しても、寿命にむかって劣化は進んでいきます。 劣化の状態はそれぞれ違うし、その車は一台しかありません。
車に半分だけして、一年後にこれだけ違いますとも言えません。
これがあって、しなかった時との劣化スピードの違い(効果) を、施工前に伝えにくいんです。
状態が違えば、施工後の劣化スピードも変わってきます。 効果が一定ではない そう感じない。
正直なところ、全て把握もできません。 やってみないと分からない所さえあります。
この系統の製品が少ない理由かもしれませんね。 商売としてはリスクがあるので。
予算や部品の都合で塗れないことも、あると思います。
塗装屋として、塗らないで寿命をのばすことに挑戦してみた下地処理です。
年をかさねても若々しくしてみませんか?
普通のコーティングでは
劣化が進んだ塗装は、磨いてコーティングしても色あせは止まりません。
その目的で作られていないため、色あせを抑える効果は限られているからです。
アンチエイジングをうたっているコーティングもありますが、 磨きやシリコンの艶で戻せても効果は一時的
綺麗な状態を維持するためには、通常より更に短い期間での再施工が必要になります。
再施工の磨きが限界を超えれば・・・
コーティングとの違いは?
専用に作られていないコーティングでは、アンチエイジングをうたっていても効果は、かなり限定的ではないでしょうか。
理由は、磨いて艶を出し無機でも有機でもコーティングで表面を保護しても、塗装自体の劣化を抑えることをしていないからです。 同時にできないとも言えるかもしれません。
効果はあっても、体感できるかは・・・
いくら表面をきれいにして保護しても、中からくる劣化を抑えることできると思いますか?
白アリに食われた木と同じ。 中がボロボロなのに表面だけキレイにしても、はたして・・・。
塗装してると、このことを嫌というほど味わいさせられます。 やり直しなど痛い目みますからね。
膜厚のあるコーティングなら、キズ取り磨きの負担を減らすことはできるでしょう。
しかし色あせ防止効果がなければ、また色あせた表面を除去することが必要になります。
そのためにはコーティングを、除けないと表面は処理できません。
紫外線カット効果は、更に表面が劣化するのを抑える効果はありますが、中からの劣化を抑える効果はありません。
やはり維持するためには、短期間で再施工と磨きを繰り返すことになります。
色あせ対策は、語弊はありますが中を少しでも修復する効果を、持たせました。
独特の効果なので、現時点ではコーティングにこの効果を、持たすことができません。
持たすと効果が小さくなる。
それなら下地処理と割りきってしまおう 気難しい相性あるなら、その効果を維持する専用コーティングを作ったほうが良いと!
他の効果をはぶき、色あせ効果に特化した下地処理です
有機系コーティングでは
艶だしとキズ埋めには、向いているかもしれませんが劣化した塗装には、あまりにも効果が短い。 再施工回数の負担が大き過ぎます。
色あせ効果がなければ、シリコンの持続力と劣化スピードの勝負です。
もともとシリコンは持続性ないですから、状態によっては物凄く短く感じるかもしれません。
ガラス系コーティングでは
ガラスの純度が高くなるほど、コーティング被膜自体の艶は少なくなる傾向があります。
良く言えば自然な感じ 悪く言うなら何も変わらない。
だから磨きで艶を出すのが基本。 これは劣化した塗装には、かなりキツイ。
磨きの負担は有機系よりも、かなり大きくなるでしょう。
コーティング自体の耐久性は高くても、色あせ対策がないと今まで通り劣化していきます。
磨きで戻した艶も時間の問題。
例え小キズを気にしなくても、また艶をだすためには大きな負担を掛けることになります。
下地処理でも
通常とは違い、普段は問題ない材料が負担をかけることもあります。
例えば状態によっては、コンパウンドの成分ですら塗装を痛める原因に。
磨きの削ることとは、また違った負担。 水性コンパウンドだから大丈夫でもありません。
少しでも負担を減らすためコンパウンドの選択も重要です。
脱脂も大きな負担となります。
もともと脱脂は負担が大きいのですが、弱すぎてもダメ。 早期剥離につながります。
これも通常なら問題ない脱脂でも、大きな負担になることに。
時間が経って分かるダメージならまだ良いですが、脱脂した時に明らかに分かるほど艶引けすることも。
これが大きな問題。 手直しでまた磨くことに。
磨かなくても?と思うかもしれませんが、納車できないくらい艶引けすることもあります。
お金を貰う立場として、良い状態で納車しなければの気持ちが働き、また磨くのが本音かもしれません。 気持ちはわかりますが塗装の負担は・・・
劣化の度合いは、車によって千差万別。
対応できないこともあります。 どこまで対応できるかは、正直分からないこともあります。
色あせ対策するにあたり、あらためて一連の材料・工程を見直しました。
いかに塗装にやさしくできるかが求められ、光触媒のプライマーや塗装の知識を使った脱脂など対策もしています。
施工する前に
色あせ対策はコーティングではありません その効果もありますが、あくまで下地処理。
必要な場合は専用のコーティングがあるので、そちらをお勧めします。
また性能を維持するために、予約を受けてから受注生産するため予約から預かりまで、2~3週間ほどかかります
この下地処理は、独特の表面処理で効果を持たせています。
その上に相性確認をしていないモノがのると、効果が発揮できなくなります
指定したモノ以外、施工しないでください これは特に大切なことで、コーティングよりもシビアです。 色あせ対策専用の処理ですから、その効果がなくなると意味がありません。
(※知られていない相性問題)
※ 現在、繊維強化型コーティングとの併用はできません
ワックスや市販のコーティングも同じです。 専用のメンテナンス剤を用意していますので、そちらを使うようにお願いします。
専用のコーティングは
色あせ対策の上にかける専用コーティングも用意しています。 追加作業として単独でするより割安に設定。
もちろん相性確認済み ご相談ください。
価格設定は
大まかな基準はありますが、コース・内容別の価格表は作っていません。
色あせは車一台づつ状態が違うため、状態によって配合や工程を変えるのが理想ですが、コース設定すると細かくなり過ぎるためです。
色あせ対策は、通常のコーティングより工程も多く材料費率も高いです。
基本的にコーティングより高くなってしまうので、適確に提案するために車を見て、一台づつ見積もりすることにしています。 そのほうが予算や要望に応えやすいと考えました。