コーティングした後は
メンテナンスと再施工
当店のメンテナンスはオーナー自身でできる日常的なモノと、工場に預けてもらっての本格的なモノがあり、それぞれ違った効果があります。
よくある1年1回定期点検をかねたメンテナンスだけでは、不十分。
普段の手入れもきちんとすることで、耐用年数や性能維持率は大きく変わってきます。
メンテナンスや管理次第で良くも悪くもなるので、ぜひ良い状態を保ってほしいと思います。
そして、最上級のメンテナンスが再施工になります。
耐用年数の目安はありますが、コーティング後の状態はそれぞれ違うので、個々に合わせて期間・内容を決めたほうが良いでしょう。
そうすることで少しでも予算を抑えれたり、性能維持ができます。
各製品で特徴があるので、ご相談ください。
普段は
日常メンテナンスは洗車と、その後にする日常メンテナンス剤があります。
まず洗車ですが、詳しくはこちらで説明を※施工後の洗車は?
日常メンテナンス剤は、月1~2回洗車後に使用することで防汚性や、耐イオンデポジット・ガラス構造の破断の予防効果があります。
オーナーさんが普段することなので、負担が少ないよう作業性も良く、液体WAX感覚で軽く塗れるようにしています。
日常メンテナンス剤は、当店のコーティングに合わせた専用品で、保護性能の維持を助ける目的で作っています。
コーティング後にWAXや他のコーティング・他のメンテナンス剤を掛けないでください
他のモノが混じってしまうと、専用品の効果を発揮できるか分かりません
同じコーティングメンテナンス剤の名称でも、目的が違えば効果も違います。
個別のコーティングに合わせて作られた専用品と、汎用品とでも違います。
せっかく手間をかけるのですから、目的と効果のある作業をしてほしいと思います。
工場では
工場では日常メンテナンス剤より効果の高いメンテナンスを、用意しています。
日常は予防効果を、工場では治療効果をといった役割分担ですね。
定期的に日常用と併用することで、コーティング被膜を良い状態で保つことができます。
施工後の洗車について
洗車も重要なメンテナンスです
鳥糞や樹液など付いたら、少しでも早く洗い流すことや定期的な洗車が、コーティングの良い状態を保つ秘訣。
理想を言えば、二週間に一度は洗ってほしいです。
洗車したくないからコーティングした方もいると思いますが、これが現在の性能です。
洗車は、水洗いでなくシャンプーを使う
水洗いだけで済むのがコーティングの売り文句ですが、本当は優しく洗うために必要なんです。
また一般の洗車シャンプーの成分でコーティングが傷むなら、その性能自体がどうかと思うのですが・・・
普通のコーティング用洗車シャンプーでよいです。
大半は水洗いだけで落ちるかもしれませんが、中にしつこい汚れがあると、どうしても強くこするようになります。
それを防ぐには、素直にシャンプーの力を借りたほうが良いし、汚れが軽いうちに定期的に洗い流す。
軽い力で汚れが落ちれは、洗車キズも減るのでは?
車のキズの大半は洗車の時に付くキズです。
ゼロには出来なくても減らすことはできる。
洗車の仕方でもコーティングの状態は大きく変わり、的確に洗えば見た目も耐用年数だって、伸ばすこともできます。
- 洗車で注意すること
- ・スポンジやタオルでこする前に、ボディーに十分に水をかけて砂ホコリなどを洗い流す
- ・小面積ごとに洗い、マメに水をかけて流す 十分にすすぐ
- ・洗車シャンプーを使い、強くこすらない 軽くなでる程度
- ・普段は、コンパウンド入り水アカ取りを使わない 必要な時だけ使用
- 炎天下ではしない 水滴・シャンプー・水アカ取りなどが付いた状態で、乾かさない
- 通常の水道ホース圧で十分 過度な高圧スチームは、車にとって良くありません
- 洗車時のスポンジやタオルは
- ・バケツ・タオルを使用する前に洗う 保管中に埃などが入るので
- ・柔らかいモノを使用する(マイクロファイバーウエスなど)
- ・出来ればスポンジの代わりに、マイクロファイバーウエスを使う
- ・洗車中はキレイな状態で 汚れや砂が付いたら洗ってから使う
- ・地面・汚れた場所には置かない
- ・タイヤや下回りに使うものと分ける
- ・地面に落としたら、十分に洗ってから使う 又は別のモノを使う
- ・洗車時以外も、ホコリなどが付かないように保管する
特に一番目の(スポンジやタオルでこする前に、十分に水をかけてボディー表面に載っている砂ホコリなどを洗い流す)
これをしなければ、ボディー表面に砂ホコリなどが残ったまま擦ることになります。
いくら柔らかいスポンジやタオルを使っても、硬い砂ホコリでこすっているのと同じ。
これでは、どんなコーティングでも傷が入ってしまいます。
水をかけただけで、全てのホコリなどが落ちるわけではありませんが、キズを減らすためには大切なことです
「少しくらいの汚れなら、水を流さずタオルだけで拭いてしまおう」 これも厳禁
これは紙やすり掛けていると言ってもよいです。
そういう商品も見かけますが、よく売る気になったなと言いたいくらい。
強くこすらず、なでる感じを心がけてください。
理想は赤ちゃんお風呂入れる感じ。 さすがに車一台それをすると疲れますが。
コーティングは非常に薄いので、傷の入った部分は削り取られていると思ってよいでしょう。
洗車キズが増えるということは、コーティングが減っているとも言えますから。
あと高圧洗車機で入念に洗っているのを見かけますが、必要以上に洗わないこと。
水抜き用の穴がない所に水が入ってしまうと、溜まって錆の原因になります。
特別な技術や設備は、必要ありません。
簡単なことばかりなので、ぜひ実践してみてください。
洗車機の使用について
ブラシやタオルが、ボディーを直接こするタイプの洗車機は厳禁です。
洗車時の注意と同じですが、タオルに砂ホコリなどが付いている可能性があります。
屋外に設置されているので、傷が付かない高級タオル使用と言っても風でタオルに付くことは十分あるし、前に洗車した車が泥まみれだったら・・・
その状態で使えば、巻き込んだまま洗うことになりませんか?
例外はブラシやタオルが直接、ボディーに接しないタイプの洗車機です。
スプレーのみ、水圧とシャンプーで洗車するようなので直接こするわけではありませんから、タオルなどで砂ホコリなどを引きずる心配はないでしょう。
洗車機OK!のコーティングでも傷は同じことが言えるので、なにを基準にOKなのか?注意が必要です。
重要な相性問題
コーティングの相性はとても重要です。 見た目では判断できません。
オーナさんがコーティングを守るために更に別のモノを掛けたりしていますが、指定した以外のモノは掛けないでください
多くの製品があるため全ての相性を確認は難しく、良かれと思ってしたことが相乗効果どころか良いところを潰し合う、マイナス効果なんてこともあります。
なにをしているのか分からなくなりますよね。
なので確認したモノ以外は、上にかけないことが一番です。
特に特徴あるモノには、その傾向が強いようです。
※知られていない相性問題
コンパウンド使用について
コーティングしている所にコンパウンド(研磨剤)を、使用しないでください。
ちょっとした小キズなら磨いて消そうと思うかもしれませんが、その部分の効果がなくなる可能性があります。
コーティングの知識のない工場では説明もないまま作業して、削ってしまったことを伝えず納車していることも・・・。
塗装した面はもちろんですが、板金塗装時にも調色のため隣接するパネルに、コンパウンドを使うこともあります。
最近は改良が進み磨きに強い製品もありますが、理解して磨くのとは大違いです。
たとえ被膜が残っていても、効果は激減しているかもしれません。
再施工するかしないかは予算や希望もあると思いますが、事前に説明したほうが良いと思うのですが。
コーティングによっては再施工料金を、保険請求できるモノもありますし。
コーティングがあるのか?・どの程度残っているか?を、明確に判断することは難しいとされています。
悪く言えば例え故意にはがしても、はがれていないと言いはれば、簡単には証明することはできない。
コーティングに対する知識と作業者の良心が、問われる所ですね。
施工店ですら・・・あまり多くは言えません・・・。
コーティングした所を磨くことは、当店でもあります。
ただ事前に説明します。
はがれてしまった部分の部分施工もしているので、ご相談ください。
※積層型や一部コーティングでは例外があります
店主から、ひと言
細かなことを書いたので、コーティングしたら神経質に扱わなければいけないでは?と思われるかもしれませんが、難しいことは何もありません。
要点さえ守っていただければ、簡単なことばかりです。
ただコンパウンドや洗車機の使用など、以外と知られていないわりに重要な点もありますから、気をつけてください。
お世辞にも安いとは言えない施工料金ですから、施工後の良い状態を長く保ってほしいと思います。
※以上のことは、当店のコーティングの説明です 他のコーティングに対応したものではありません