ズッキーニ観察日記 2002  

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【4月28日・晴】
本葉が出てから少し元気がない。狭い育苗ポットではそろそろ根をのばせなくなったみたいだ。いよいよをもって畑へお引っ越しとあいなる。
新しい住所は「鉄腕タケダッシュ村、家庭菜園内、玉ねぎ横」です。今回畑に移ってきたのは21粒の種の中の17個。残りの4粒は日照時間の問題か発育が非常に遅れているのでもう少し育苗ポットで様子をみます。

【5月6日・曇り】
畑に移して一週間が過ぎた。一週間分とは思えない成長ぶりにビックリ。さすがは夏野菜だ逞しいことだ。
知らないうちに親父殿が米糠を蒔いておいてくれたようだ、肥料の代わりだろう。



【5月19日・曇り】
しばらく雨の日が続いた。思いのほか成長の速度が遅いように思える。明らかに日照時間不足だろう。梅雨入り前にもかかわらず良く降るもんだ。去年の様にまた腐ってしまうのではないかと心配してしまう。
全長20ミリほどの実が確認できる。花弁も成長しているようだしこれからの成長に期待する。

 


【5月26日・晴】
長雨が上がったかと思うと真夏のような日照りが続いた。なんて極端なんだ、と思いきや降り注ぐ太陽光と初夏の様な気温で急激に成長したようだ。葉は茎はみるみる大きくなり、一斉に花も開花しだした。実もそろそろ大きくなりかけているので早ければ来週には収穫出来るかもしれない。そうなれば早速ピクルス作りの準備だ。忙しくなるなぁ。

右の写真:ズッキーニを植えている隣の畦に小さなトマトが実りました。しかしとても不思議なんです。この木はトマトではなくてれっきとした純粋の“ジャガイモ”の木なんです。何かの間違いでもなく本当にジャガイモ茎からトマトの実がなっているんです。さてさて今後このトマトは赤く熟していくのでしょうか。竹田の推測ですが、親父殿に訊くとこのジャガイモの種芋は買ってきた物ではなく例年自家製の種芋ということ。そして例年おなじ畑の中にキュウリ、茄子、そしてトマトが植えられているので何年もの間に風や昆虫によって異種交配がなされたのではないでしょうか?では何故トマトなのか、茄子やキュウリではないのか?これもまた推測ですが実はトマトとジャガイモって非常に近い種類の植物なのではないでしょうか。

【5月30日・晴】
納得の出来る大きさではないけれど花が落ちてしまったので一応の収穫をする。一番大きいので12cmくらい。後の小さい方はこれ以上畑に置いていても大きくはならないだろう。そして早速ピクルス作りに取りかかる事にする。ピクルス作りの様子はこちらをクリック


【6月9日・晴】
この一週間がズッキーニの最盛期だ。10cm以上の大きさに育つのはほんのひとにぎりで後は7cm前後といったところか。とりあえずピクルスの瓶がいっぱいになるようにつけ込みをした。先週手に入らなかったローブとオールスパイスを吉谷女史の助言でフジグランにて入手できたので瓶に足しておく。来週には食べ頃になる、、、、予定。
今夜はピクルス作りにあまったズッキーニをフライにして食べてみよう。


【6月13日・晴】
いぇっほ〜〜!! おっと、取り乱してしまいましたな、失敬。なにぶん初めての試食なものでね。最後の漬け込みから4日たちましたのでもうピクルスとして食べることが出来ます。仕事から帰ってビールのおつまみの代わりにと小さめのを1本切ってみました。肝心のお味のほうはといいますと“かなりスッパイ&少々辛い”です。おそらくズッキーニのピクルスとしては正当派では無いでしょうか。

 

 

 

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