■XLのある風景■
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![]() かなり見窄らしいフロントバイザー |
今のところのパリダカの向かうべき方向として機械的なリフレッシュと意匠的なリフレッシュというだいたい2つの課題で進めるつもりでいる。まだ未登録の車体ではあるがテンプラナンバーであちらこちらと出掛けてみたが、この小さなオフロードバイクがとても楽しく感じる毎日だ。出来れば長くつき合っていきたいと思う。 そこで問題になってくるのがメーカからの部品の供給状況なのだが、、、、これはハッキリいって期待できそうにない。他車種との互換性部品については大丈夫だろうけれど、XLの専用パーツは欠品が多いようだ。 |
こと金属製やゴム製の部品であれば、仕事がらどんな物でも加工して調達できるのだが一番のネックが樹脂製の部品だ。写
真のメーターバイザー他の樹脂パーツは気長にネットなんかに出てくるのを待つしかなさそうだ。 もしくはFRPでワンオフしてくれるショップってないのだろうか?おいおい探してみよう。 先般、イズミさんでメーターバイザーのデカールを試しに発注してみたが、こちらも欠品部品。致し方なくワンオフすることになる。 こういったデカールの場合、カッティングシートを自分で切って作っているオーナーをよく見るが、残念ながらその仕上がりに納得できる物はあまりお目にかかれない。 |
![]() アドビ、イラストレーターにて制作中 |
学生さんならいざ知らず、こっちにとってはれっきとした“大人の玩具”なのだ。あまりクオリティの低い物ではお粗末すぎるというもの。プロの仕事を見せましょうとばかりにイラレで製作に取りかかることにした。 オリジナルと寸分代わらぬ仕上がりを目指してはいるのだが、やはり1〜2mm程度の誤差は出来てしまう。 しばらくは試作と修正の積み重ねだろう。納得できるデータが出来上がればあとは本職におまかせするのがよろしかろう。 (2004/01/11) |
![]() こうしてテストが繰り返される |
寒い日が続いたので風邪をひいてしまった。せっかくの休日ではあるが外出を控えて部屋でゆっくりと養生する事にしよう。 |
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さて、ここでプロの登場です。 上記で作成した原稿とフロントバイザーをお渡ししてしまうと、、、後は寝て待つだけです。 |
![]() 着 工 前 |
![]() 着 工 後 |
寝て待つこと数日。遂に完成です。申し分ない仕上がりです。 ライト周りといえば当然バイクの顔です。それだけビジュアル的には重要な部分なので見違えるようになりました。ワンダホー! (2004/04/24) |
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いろいろと純正のパーツが必要になるのでヤフーのオークションでXL125Rのバーツリストを購入しようかと考えていた。だいたい \3,000くらいで出品されている。思いのほか高い。もとはいくらくらいするんだろう。 そんなこんなを話していたら「msイズミ」さんに置いていたので店長の好意にあまえて全部コピーさせてもらうことにした。いつもながらイズミさんには非常に助けられている。感謝、感謝である。 「えぇ〜!なんでXLのパーツリストなんて有るの?」 「、、、うち、バイクの部品屋さんなんですけど、、、。」てなノリ。 |
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興味深いことにパーツリストから、メーカが生産した車体のエンジン号機、フレーム号機が分かる。 ちなみにスタンダードのXL125Rのフレーム番号がおなじみの“JD04-”から始まる番号で1000012〜1008398までの8382機。そしてパリダカがJD04-1100004〜1100509までの506機。 ここですこし? と思う。このサイトの当初に掲載しているホンダのプレスでは国内年間3000台生産予定とされているが、実質は500程度しか世に送り出されていないことになるのだろうか。 本当の所は不明であるが、だとしたら125Rパリダカってば、かなり“レア”ってなことになる。 ちなみにタケダの所のパリダカ号はフレームナンバー「JD04-1007756」本当はスタンダードの125Rだ。 ナンバーからしてモデルとしてはかなり後期に生産された物だろう。1985年から角型ライトのXL125RFへスウィッチすることから推測すると1983年生産ではなかろうか。 その車体に元のオーナーか、それとももっとずっと前のオーナーがパリダカの外装に変えたのだ。 もちろんそれらを知っての上での購入である。 |
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XLが抱えている問題点のひとつにアイドリング中や走行中のブレーキングで回転数が急激に落ちてしまうときにエンストしてしまうといった症状がある。 |
おそらくプラグがかぶってしまうのが原因だろうと仮定しスロージェットの番手をスタンダードの#38に戻しエアクリーナーエレメントを新品に交換した。(エレメントはまだメーカーに在庫があるようだ。ホッ。)ついでにエアクリーナーボックス全体をクリーンナップ。なんとか今は1000回転ほどでアイドリングを落ち着かせることが出来ている。走行中一気に回転数を落とすような急制動を掛けてもスツゥールを起こすようなことはない。なんにせよ、一件落着の段。めでたし、めでたし。 |