高知市、五台山の麓 谷病院に新設した「睡眠外来」のお知らせページです。

谷病院 (医) 望会 睡眠外来

088-882-4748予約受付時間:AM9:00〜PM4:30

診療内容

睡眠外来では、おもに以下のような症状をもつ方の診療を行っています。
「いびきが強い」「睡眠中に息が止まっている」
「昼間の眠気が強い」「頻繁に居眠りしてしまう」
「夜、寝つけない」「すぐ目が覚めて眠れない」
「夜中に大きな寝言を言ったり、手足をばたばたさせたりする」
「睡眠のリズムが狂って元に戻らない」
……
このような症状でお悩みの方、お気軽にご相談ください。

問診、診察のうえ、必要に応じて以下のような検査を行います。
・携帯型呼吸モニター:自宅に簡易型検査器械を持ち帰っていただき、睡眠中の呼吸状態を調べます。
・終夜睡眠ポリグラフ検査:一泊二日で入院していただき、夜間の睡眠状態・呼吸状態、体の動きなど総合的に調べます。
・多回睡眠潜時検査:客観的な日中の眠気の強さを調べます。


検査結果により、経鼻陽圧気道療法(CPAP)、薬物治療など適切な治療を行います。

主な対象疾患

1)睡眠時無呼吸症候群(睡眠呼吸障害)

睡眠中に頻繁に上気道が閉塞して呼吸ができなくなり、酸素レベルの低下と睡眠の質の低下をきたす、いわゆる閉塞型睡眠時無呼吸症候群が大部分を占めます。

強いいびき、夜間の中途覚醒、日中の眠気が主な症状で、放置すると心臓病、脳卒中や交通事故のリスクが増加するため、自覚症状が少なくても十分な治療が必要です。経鼻陽圧気道療法(CPAP)や口腔内装具(マウスピース)などによって治療します。扁桃腺肥大などが原因で就学前後の子供にもよくみられ、学校で落ち着きがないなどの症状が出ることがあります。

2)不眠症

いまや日本人の5人に1人は不眠症状に悩んでいるとされています。寝つきが悪い、すぐに目が覚めて眠れない、朝早く目が覚めて以後眠れない、熟睡感がない、といったタイプに分けられます。不眠が続くと昼間の活力がなくなり、うつにもなりやすくなります。原因を精査したうえで、薬物療法など適切な治療を行います。

3)過眠症

夜はちゃんと寝ているはずなのに、日中の眠気が強くて困る、場所をわきまえず頻繁に居眠りしてしまうといった症状が出る病気です。10~20歳台の若い人に多く、代表的なものにナルコレプシー、特発性過眠症があります。中高生で授業中に頻繁に居眠りしてしまう場合も疑う必要があります。薬物治療により症状の大幅な改善が期待できます。

4)レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)

夜、寝床について寝ようとすると足が異常な違和感が出てじっとしていられなくなる症状があり、特に寝つきが非常に悪くなる病気です。ほとんどの方は服薬により劇的に症状が改善します。

5)レム睡眠行動障害

夜間、激しい寝言や異常な体の動きがみられ、時には隣で寝ている家族に危害が加わることもある病気です。高齢者に多く、神経疾患の前兆となることもあります。服薬治療によって症状の改善が期待できます。

6)睡眠リズム障害

多くは夜寝つけず、朝起床する時間が遅くなり、ひどい場合には昼夜逆転状態になることもあります。10~20歳台の若い人に多くみられます。 その他、睡眠に関する問題全般にわたって診療を行います。

睡眠検査について

当外来で行う睡眠検査には以下のものがあります。

  • パルスオキシメーター:睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合のもっとも簡易な検査です。指先にセンサーを装着して1夜の血液中の酸素レベルを測定します。
         
  • 携帯型呼吸モニター:睡眠時無呼吸症候群の簡易検査として行います。通常、検査機器を自宅に持ち帰っていただき、ご自身で装着して1~2夜の睡眠中の呼吸状態・血液中の酸素状態を調べます。
          

睡眠外来カレンダー

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※午前9:00~12:00 午後13:30~16:30
〇=谷歩院長 ●得居靖正医師
=両医師 ×=休診

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