MeCan(吉見農園)  愛媛の南西部で柑橘栽培

 果皮は「パチパチ」・(ポコポコ)どちらが良い  

それは 「パチパチ」の薄い皮に包まれたものがおいしい


 2 油胞 とも関連し、 「果皮の成長」と「果肉の成長」のバランスです。

 時間をかけて成長すればパチパチに張った甘いミカンができます。



急激に成長すると

  果皮の成長が早いと果肉と剥離して隙間ができます。

   果肉の成長養分が果皮に回っているのですから味は・・・ですね。

   これは雨が続いたり、日照りが続いた後の雨の後にも起こります。

   11月、みかんの成長が止まった後に雨が降ってもこの現象が起きます。

   この状況を「浮き皮・うきかわ」と言って製品価値が大きく下がります。

   皮は剥きやすいのですが味が大味で残念なことになっています。


   果皮より果肉の成長が早いと・・・

  果皮が破裂してしまい、「裂果・れっか」という現象が起きます。

だから、時間をかけて成長させたいのです。


余談ですが・・・

枯れる寸前のミカンの木には大変おいしい果実が実ることが良くあります。

それは

形成層を通る水や樹液などの速度が遅く、果実内で甘さの濃縮が起こるためと考えられます。

枯れそうなミカンの木に小粒だが糖分を凝縮させたとてもおいしい実がなることが起こるのです。

薄くパチパチな果皮の下に 糖度15度。

お菓子のような甘さになることも珍しくありません。

このような果実はまず市場に出回らないですが・・・興味があれば送りますよ。