MeCan(吉見農園) 愛媛の南西部で柑橘栽培
1 みかんの色は「濃い色・薄い色」が良い
答えは、「濃い色が良い」
柑橘は気温の低下で色づきが進みますが、
日光を浴びた量が多い方が甘さが乗って来るようです。
9月末頃から緑一色だった果実の果頂部(頭)に
ほんのり色がつきます。「蛍尻・ほたるじり」
みかんが (おいしくなってきたよ)と知らせるサインです。
この後どんどん色づきが良くなり、糖度も上がってきます。
( どうして? )
日光を受けることで果皮の活性や内部の循環が高まり、糖が多く送られると考えられます。
でもね、日差しを受ければ良いかというとそうでもない。
夏の暑い日差しを受けると(受けすぎると)問題も・・・
「焼け」という果皮の日焼けが起こります。
果皮が早く色づくものの、皮は厚く、硬くなります。
成長と味が早く乗り始めるものの、果汁の少ないパサついたみかんになります。
焼け防止はコントロールができず、なかなか難しい問題です。
ということは・・・
ミカンの色が薄いということは日光を十分に受けていない証拠です。
成長が遅れるために、酸の抜けが遅れて酸っぱくなる。
糖の乗りも遅い、等の状況が発生します。
やはり 色の濃い ミカンを選ぶことが良いようです。