MeCan(吉見農園)  愛媛の南西部で柑橘栽培

5 軸は「太い方・細い方」が良い           

それは 軸の「細い方」が良い



軸の太い実は?

 枝から多くの水分が実に入っています。

 軸が太いミカンは、枝に勢いが有り硬いので果実が立ち上がります。

 尻を太陽に向けて実っているので、果実全体には日光があたりません。

 また実にたまっていた養分(糖分)は重力や呼吸作用で果樹本体の成長用に戻ってしまう現象も起こります。

 つまり、糖がたまりにくい、糖度が高くなりにくいと言うことです。

 勢いによって大きなミカンができるのはうれしいのですが、、、少し残念な味のになる事が多いようです。


では・・・

軸の細い実は?

 軸が細いと枝が柔らかくて、みかんの重さでしなって来ます。

垂れ下がった実にはゆっくり栄養分(糖)が送られ、果実の底(果頂部)に貯まり。

また細い管から通ってきた養分は逆流しにくいためおいしさが逃げません。重力でも貯まり、ますます味が濃くなります!

細い枝のためにゆらゆら揺れることも多く、果実全体に日光が良くあたります。

その結果、糖度が高くおいしく育ちます。