MeCan

ミカンの仲間                                            
極早生・日南
早生・宮川
早生・川田
早生・由良
10月末の収穫


酸が早く抜けて早く食べられる品種。

果皮に青みが残っている。3部着色

果肉がジューシーで酸味がやや強め。

内皮が比較的薄いので食べやすい。


日南の他に上野、宮本、岩崎など多く

の品種がある
11月上旬に収穫


福岡県柳川市宮川謙吉氏邸で

在来系温州みかんの枝変わりとして

明治42年頃発生したと見られる。

愛媛県内の早生温州の8割を占める。


興津(おきつ)、田口、楠本などの品種もあ
11月末に収穫。20号と収穫が重なる


1946年頃八幡浜市向灘の川田要氏の宮
川早生の園地におき発見された枝変わり
種。

果皮は弱いため長期保存は適さない。

ヘタは大きく肉厚が特徴。

糖度は高いが酸味が低い。深いコクとも

ミカンジュースの糖度調整に用いる
9月下旬〜11月上旬に収穫

「宮川早生」の枝変わりとして和歌山県
由良町で昭和60年に発見され、平成7
年9月に品種登録された。

 極早生品種の中では非常に糖度が高
く品質が良い
中手・南柑20号
愛果28号・紅マドンナ
愛果48号・紅プリンセス
ポンカン
12月上旬収穫


愛媛県柑橘の代表的な存在

糖度12度、酸が1度以下と食べやすい

1924年村松春太郎南予柑橘分場長が宇
和島市今城辰男氏の園地で発見。

中手の7割を占めている。

石地、愛媛中手などの品種もある。

12月上旬の収穫

2005年品種登録 愛媛果試28号

南香(母)×天草(父)の交配で開発

ゼリー質の果肉、軽い酸味と甘い果汁、果
皮、内皮(上嚢・じょうのう)は薄く種も無くカ
ットフルーツとしてお勧め

「紅マドンナ」はJA全農愛媛の登録品種

糖度10.5度以上、酸度1.2%未満

8cm以上に限っている

「媛マドンナ」など個別ブランドもある
3〜4月の収穫
平成31年品種登録 愛媛果試48号

「紅マドンナ」に「甘平」の花粉を交配
マドンナ譲りのゼリーのような食感
甘平の濃厚な甘み、オレンジのような香り
果皮、内皮(上嚢・じょうのう)は薄く種も無
くカットフルーツとしてお勧め

「紅プリンセス」は令和元年愛媛県が商品
登録
糖度14度、クエン酸1%程度
12月に収穫


インド原産で中国や台湾を中継して

明治29年に鹿児島に伝来した。

ポンはインド西部の「Poona」から、カンは
柑橘の柑を使って名付けられた。

漢字では「椪柑」または「凸柑」と書く。

収穫時は果皮が硬く、味は酸が立って

いるため約1ヶ月の熟成期間(予措)を

行う。

太田早生や今津などの品種がある。
宮内伊予柑
大谷伊予柑



12月に収穫

伊予柑は、明治19年に山口県阿武郡東
分村(現萩市)の中村正路氏の園で発見
された偶発実生。

親品種は明らかではないが、昭和30年松
山市平田町の宮内義正氏の伊予柑園で
発見された枝変わりである。

たっぷりの果汁と爽やかな香り、

甘い中にも適度な酸味。

ビタミンCやクエン酸もたっぷりで美容と健康
にも良い。ポンカンと同じように予措を1ヶ月
行う。
2月に収穫

ダイヤオレンジとも呼ばれる

1952年、愛媛県北宇和郡(現・宇和島
市)の大谷氏の果樹園で、宮内いよかんの
木に、枝変わり(突然変異)で、果皮が非
常になめらかな果実がなっているのが発見さ
れ、「大谷伊予柑」と命名された。

伊予柑より水っぽさが少なく香りが強い。

果皮は艶があるためダイヤオレンジと名付け
られた。

貯蔵が難しく現在はあまり栽培されなくなっ
た。