今度は東尋坊から越前岬へ向かう。
その途中、巨大な一枚岩をくりぬいたトンネルを通過。
この辺は奇岩ポイントがたくさんある、それと海岸に沿って
海水浴場がたくさんある。
道沿いの電光掲示板は気温が39℃であることを示している、
、、、39℃??マジかよ・・。

沿道には越前カニのお土産屋が立ち並ぶ、だいたい一匹
3500円って所が相場だった、う〜ん鍋もガスもあるし
買って湯がいて食ってみようかと思うが貧乏が身に染みついて
いるので贅沢は体がうけつけない。
しかし腹がへったので近くの食堂に入る、やっぱり越前カニ
料理が並んでいる「越前カニラーメン(1000円)」
「越前カニ カレー(1200円)」、、、カンベンしてくれ。
僕は日替わり定食を頼んだ、メンチカツだった。

 

越前岬はな〜んも無い。

変化に乏しい海岸線をずーっと進むとただ走り続けるのも
退屈に感じ出す。集中力が落ちているのだろう。
海水浴客がうらやましく感じる。

越前岬に着いた頃にはかなり疲労が溜まっていた。
展望台からみる岬はなんの変哲もなくただ水平線の
パノラマが広がっているだけだった。
せっかく来た展望台も退屈とばかりに沢山いた家族連れも
すぐに去っていっく。
僕はベンチを占領してしばらく横になって疲れを癒した。

・・・・蝉の鳴き声だけが聞こえていた。


 

 

高速増殖炉“もんじゅ”を訪ねる

当初、ここを訪れる予定は無かったが地図を見ていると越前岬から50キロくらい走ればTVで一時期、放射能漏れで有名になった高速増殖炉“もんじゅ”まで行くことが出来るのを見て向かうことにした。
多少は無理な寄り道になってしまうのは覚悟の上。

この写真はもんじゅの敷地のしばらく手前のフェンスに立っている看板だが、守衛さんがいて
ここから先は一般の車は通してくれない。しかし、前もって予約をしておけば建物の中まで
ガイド付きで案内してもらえるそうだ。そうして原発への理解を求めているんだろう。

 


左の写真がもんじゅ、右が美浜原発、加えて敦賀原発とこの敦賀半島には3か所の原子力発電所がある。それまでの僕の勝手な想像ではこの原発のせいでこの近海での漁業は無くなってしまっているだろうと思っていた。しかし、もんじゅの真横でもたくさんの海水浴客が訪れ、漁港にはたくさんの漁船が止まっていた。これも一種の社会勉強だなぁ。

 

 

かなりの暑さに昨日から上着を脱いで走っていたのだが突然腕を針で刺すような痛みを覚えた、っとその瞬間腕に炎が上がったような熱さを感じてまるで火を振り払うかのようなそぶりを無意識のうちにしていた。もちろん腕が燃え上がっているわけはない。
二の腕が真っ赤に日焼けしていた、う〜ん、ミディアムレアってところか。去年は肩から肘にかけてでっかい水膨れが出来るほどウエルダン状態まで行ってしまった。この暑さもゴメンだが去年の二の舞もごめんだ、仕方なくまた上着を着込んで走る。

 


旅の途中、こんな嬉しいハプニングも

 

 

敦賀半島を巡ったのち今度はずーっと南下して再度滋賀県に向かう。行く時は東側の湖岸だったので帰りは西側の湖岸を走る。夕暮れせまる琵琶湖、特に北側の景色は一段と美しい。なんとか早めに対岸にあるキャンプ場に向かわなければと思いきやまさかの大渋滞に見舞われる、こちらも急ぐ身なので遠慮なくすり抜けて進む。
湖の中に浮かぶ鳥居を発見、ここは広島か?(厳島神社)振り返ると道を挟んで本宮があった。白髪神社と言うらしいが白髪の神様が祭られているのだろうか。

日没の午後7時までにはどうしてもキャンプ場入りしたかったのだけど結局は8時半くらいになってしまった。明るい内にテントサイトに着かないと設営場所が無くなる場合があるのと、たいてい明かりが無いため設営が困難になってしまう。この日は心の目を開いてテントを張る。今晩の夕食はレトルトのカレーライス、まずいことにランタンとマグライト、ダブルで電池が切れてしまい暗闇で食事を作る。ラジオの電池が使えたのでなんとかマグライトだけは使えたが光量 は大したことはない。いつも以上に疲れる1日だった。
7時を越えてもまだ気温は30℃を超えている、今夜も熱帯夜だ。

 

 

 

 

 

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