高山市をあとにして一路“乗鞍スカイライン”へ向かう

ついに6県目の長野県に入る。目指すは乗鞍スカイライン。
しかしながらこの天気、ガスと言うか霧と言うか、、、
本当にこの中を進めるのだろうか、ひょっとすると
山頂は通行止めになってたりしないだろうか などと不安に
かられつつもニンニキニキニキ進むのであった。

実際に山道に入って見るとそれほど視界は悪くなくだいたい
150m位までなら見通せる、しかし驚いたことに標高が
高いせいか酸素が薄く混合気が燃えにくくなっていく。
頂上までず〜っとエンジンが“かぶった”状態で走ることに
なるのだけれど、何故かインジェクション車はスイスイと
登っていく、条件は同じじゃないのか?

 

標高が上がって行くにつれ樹木が姿を消し、背の低い
高山植物と岩肌が山の景色を彩る。ここまで来ると
もう、雨は降っていない、雨雲は自分の下にあるのだ。
非常に空気が美味い、すごい新鮮な感じがする。
立て看板は無くてもこの自然を壊してはいけないと
感覚的に理解してしまう。          

 

!ついに山頂到着!
寒い〜〜〜〜!!

乗鞍スカイラインは有料道路で行き帰り共に¥1100也
ちょーち高すぎるような気もするがそのほとんどが
通行料ではなく環境保持に必要なのだという。
ここは車で登頂可能な最上地区『畳平』
標高は2770m。それ以上は登山コースを進める。

なんと気温12℃。
涼しいと言うよりもすでに寒くてたまらない。
有料道路を入ると頂上までの間(かなりある)公衆トイレ
が一切無い。そして頂上のトイレは有料だったりする。
ちなみに男女大小かかわらず一回¥100也

 

おー! 奥飛騨慕情だー!

ずいぶんと体が冷えてしまったので温泉に向かうことにする。
やっとお待ちかね『奥飛騨温泉郷』である。
僕が行ったこの温泉は下呂同様、河原に沸く公衆浴場だ。
ゆえに料金も“志納(200円程度)”と安いのがありがたい。
しかしながらほとんどの人がお金を入れずに入っていく
もちろん僕は支払いましたよ。

さ〜て、温まりましょうかねぇ、、、、と湯船に浸かった
のもつかの間、背中に模様のある方の団体さんが先に入浴中
5分ほどでいそいそと退散。

そしてこの後、とんでもない集中豪雨に見舞われまたもや
体は凍りついてしまった。

 

 

 

高山ラーメンを食す。

滝のような雨をかいくぐり下界に下りてくると雨も小降りになって
いた。どうやら山間部だけ雨が降っているみたいだ。
さーお腹もすいたしお昼ご飯にするべぇ(PM4:00)と
「高山ラーメン製造販売 」と書いてあるお店に飛び込む。
思い出してみると今日は朝にパンとコーヒー、その後、高山で
団子と牛串を食べただけだった。

「高山ラーメンの説明」
野菜をベースにしたスープに、ダシは豚骨、鶏ガラ、昆布、鰹、
煮干しのブレンドしたしょうゆ味。麺は細打ちのややちぢれ麺。
非常にあっさりしていて昔なつかしっぽい味がする。
ラーメン一杯ここでは650円

 

 

目指すは“ユネスコ世界遺産、白川郷”

またまた岐阜県に戻ってきて次に目指すのはユネスコが世界遺産に
指定した合掌造りの村“白川郷”だ。高山市まで戻って来たのが
午後5時くらいで、そこから白川まで約80キロ、
「う〜ん、日が暮れてしまうなぁ、、、」実は今日の寝床もまだ
確保していない。まぁ、とりあえず向かうべぇ。

途中、白川まで後20キロほどのところで前の信号待ちのオートバイを
2台発見。なんと徳島ナンバー!前に割り込んで自分も徳島だと言わん
ばかりにナンバープレートを見せつけると、これまたなんと二人とも
鳴門スカイラインの常連さんだった。あんまり遠方で知り合いに会う
のも以外と不気味な感じがする。

左の写真は道中の“御母衣ダム”なんと石積みだけで出来たロック
フェローダム、不思議な迫力がある。

 

 

白川村に着いたのが午後7時過ぎ、丁度日没の瞬間だった。
付近の散策もままならないまま辺りは真っ暗になってしまった。
仕方なく本日の寝床を物色、2キロほど進んだ所に「道の駅白川郷」
を発見、露店ようのテントがあったりして雨対策もバッチシ、なかなか
の物件だ、、、、しかし極力バイクの時は道の駅は避けたい。

僕が道の駅に着いたとたん写真の人が近づいてきてここでキャンプ
するのかと聞く。はじめてのテント設営らしく心細いらしい。
心細いのはこちらも同じ、っと言うわけで一宿を同じくする。

彼は広島県から来たホーネット君(また名前聞いてない)明日は
長野県の松本へ向かうらしい 。

今日の夕食はコンビニのおにぎりとお茶、そしてあらかじめ買って
おいた地酒とおつまみの缶詰。

 

 

 

 

 

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