2002 summer aso-retry touring
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旅に出ようぜ、ベイビー!! いつの間にかこの『夏のツーリング』を中心として一年が廻るようになってしまっている。夏に照準を合わせてオートバイも整備してきたし、去年より少し旅の道具も揃えたりもした。しかしここへ来てもまだ目的地が決まっていない。漠然と九州へ行こう、前回行けなかった阿蘇の中岳を目指そうと思つつ(2000年
九州ツーリングを参照)一方では最南端の佐多岬も行きたいとも思っている。日程も限られる。地図と相談するが答えが出ない。九州に上陸するまでに考えるとするか。 |
四国縦貫道を平均120~140(注:スピードメーターではありません)の間で流しながら快走。防風効果 のほとんど無いカウルしかついていないため走行風をかなり浴びながら走るのでちと疲れる。愛媛県に入った頃、遅い先頭車両を追い抜き車線で追い抜き大きく差を開けて走っていた。長めのトンネルの中でまた遅い車に捕まる。トンネルを抜けると同時に2車線になったので追い抜きにかかる。かなり差のついていたはずの後続車のヘッドライトが早くもトンネルの出口まで来ている。変だなぁ、と思っていたらヘッドライトの正体が明るみに出てきた。カレラである、それも水冷。いわゆる“デカ尻女”だ。思考する間もなくタコメーターを2500ほど上乗せして160まで加速する(注:いや、違いますよ、スピードメーターじゃありませんって)。向こうが加速してきたので車線を左に移しながら加速する。一応フェアを通 したつもりだ。ミラーでアドバンスを見るが居ない。死角か。っと思った瞬間右側をあっけなく抜かれてしまいました。また先行車にかかっている内に路肩から相手をパスし前に出ておく。次の追い越し区間、今度はアクセルを全部開ける。メーターの針を200まであと数ミリのところまで持ち上げるが(注:違うって云ってるでしょう)それでも軽々先行を許してしまう。ふ~、今日は引き分けってところか。(脇町~大洲間・3500円) |
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大洲インターを越えると大洲道路という新しいバイパスが出来ていた。面倒な山道を回避できるのでとても助かる。三崎半島を伊方原発を横目に快走。 国道九四フェリー(三崎~佐賀関)一日10便、ほぼ1日中ピストン運行。人と大型バイク込みで1830円。所要時間70分。 |
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さて、いよいよ『やまなみハイウェイ』へ入っていく。その視界には阿蘇の外輪山や高原が広る九州の旅の醍醐味中の醍醐味。本当に無料で良いのと思ってしまう。「脇見に注意」と描かれた看板が目る。そりゃぁ景色綺麗だもんねぇ。長者原で記念撮影。正面 に見える山からは噴煙が上がっている。ここから二人は同じく阿蘇山を目指すがそこへのルートが違ってくる。徳山氏は久住へ進み、僕は反対側の大観峰を目指す。旅は道連れとはういうが、彼は彼の、僕は僕の地図の上で旅をしている。彼の進んだ先にはどんな景色が広がるのだろう、そして僕の進む先には・・・。 |