2002  onokoro〜deep awaji-island〜
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さてここで淡路島とも一時お別れです。
岩屋からたこフェリーに乗って明石市を目指します。このたこフェリーってとても便利。料金は安いし、一日中ピストン運行しているので時間を気にせず乗ることが出来る。タケダも大学時代はアルバイトがはけた後、深夜に帰郷するなんてパターンがしばしばだったからよく利用させてもらいました。当時はまだ明石海峡大橋が開通 してなかった。時間って流れてるんだなぁ・・・。橋を真下から眺めるアングルなんて結構goodです。船体に描かれたタコの絵はイマイチですけどね。

 

明石市上陸後、国道を西へと進路を取ります。兵庫県を明石から西に行くのは初めてです、ちょっとドキドキ。道が分からないので地図を見ながら走っていますと川崎重工を発見。ショールームを覗いてみましたがまだ2003モデルは並んでいませんでした。ZX-6R見たかったなぁ。と、そうこうするうちに次の目的地が正面 に見えて来ましたよ。

 

 

国宝にしてユネスコ指定世界遺産、姫路城。高台にのる天守閣の白壁を見ていると白鷺城ともよばれる理由も容易に納得できる。高台の上にあるせいか、、、、明日にはもう飛び立って居なくなっているのではと、、、そう感じた。
姫路城を訪れるのは初めて。初めてのところというのは良いですね。感動がある。旅をするからにはいつも発見、再発見、感動がなければね。到着したのが16:00ごろですでに入場できる時間をこえていた。しかしながら追手門内の公園は自由に出入りできるので姫路城の凛とした姿を堪能する事ができた。

このあと明石のサティで夕食の調達をして再度たこフェリーで岩屋へ戻る。明石の街の夜景がとても綺麗だといつも感じる。都会はやっぱりちがうねぇ。
今夜の野営場所は明石海峡大橋の付け根にある道の駅あわじ。いつもながら道の駅には寝床を提供していただいて感謝しております。っとまぁ、とりあえずテーブルと椅子を出して宴の準備。この時期になると夜は少し肌寒いですね。ビールより熱燗のほうがいいかも・・・・!!!今度そうしましょう。因みに今宵のご馳走は、焼きそば、コロッケ、野菜サラダ、イカ下足唐揚げ、家から持ってきたおにぎり、ビール、お茶。ビール片手にクゥーーーて感じ。不思議なことにこの時期にしては道の駅は満車状態。どうやらお泊まりさんのグループと別 に夜釣りの方々がいらしているようです。お向かいの車は新潟から有給休暇を取って四国を旅しに来たというおじさん。袋ラーメン作って食べてた。おじさんと呼ばれる歳になってなお家族を置いて一人旅が出来るというのはまだこの国では稀だと思う。そんなことをしていると、おかしな奴らからおかしい奴扱いされてしまう。オッサンの旅が良い旅になりますように。車での旅ではありますが彼にアウトライダーの称号を与えましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・

一晩明けて9月15日、日曜日。

寝床の道の駅の様子です。今朝はちょっと曇ってますね。橋の要となるアンカレィッジが大迫力です。よくもまぁ、人はこんな物を作れるもんだと感心します。そして道の駅満車の状態。だいたい連休中の道の駅は満車です。次が噂のたこフェリー。タコの絵が何ともユーモラスですよね。朝早くから釣りをしている人が大勢居ました。タケダは釣りをしませんがきっと楽しいのでしょう。アジが釣れていました。しかしどうも此処は釣り禁止区域のようです。

 

珈琲とパンで朝食をすませて早速出発。本日の最初の目的地は・・・

 

以前から安藤忠雄の建築作品に強く惹かれていた。「安藤建築はただのコンクリートの箱である。しかしただのその箱の何とも心地良いことか」と云うのが安藤建築をうまく表現した言葉だと思う。

華やいだバブルの時代、訳の分からぬ形状をした建造物があちらこちらにニョキニョキと立ち上がった。そんなときコツコツと地味なコンクリートの箱を安藤氏は作り続けていた。氏の作品は圧倒的に関西圏に多い。ここ淡路島にもいくつかある、ここはその代表的な一作、本福寺(東浦町)。一般 的にお寺というと木造漆喰作りの黒瓦屋根で庭に蓮池があったりするというイメージがある。しかしこの本福寺はチョットチガ〜ウ。まず屋根に蓮の池がある。ここからすでに異常だ。その蓮池の下に降りていくとそこに本堂があるという造り。そして本堂には灯りがなく、たったひとつ儲けられた採光窓は本尊の背後に位 置しその向きは太陽の沈む方角だ。夕暮れ時に西から差し込む夕日が本尊を背後から後光のように照らすという趣向。外壁は安藤建築のアイデンティティーとも云えるコンクリート打ちっ放し。初めて触れる安藤建築にタケダは感無量 で言葉もありませんでした。(タケダ的旅の極意:本福寺は夕方を狙え)

 

次に目指すは東浦町にある町立中浜稔猫美術館。東浦町出身の中浜稔氏が猫をモチーフにした作品を展示する美術館で館内には4000匹もの猫たちが登場している。そんな予備知識もなく猫美術館という響きに惹かれてやって来た。当地までの看板は(→)のとおりとても分かりやすい「あ、猫こっちね」ってな感じ。

館内はだいたいこんな感じ。まさに猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫、、ふぅ〜(一息)猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫・・・・たまに犬?!。(注:館内での写 真撮影は控えましょう)朝の開館時間を待っての入場なので最初の内は貸し切り状態でした。(タケダ的旅の極意:岡、エースを狙え。はい、宗方コーチ。)運がよかったのかどうか、帰りのロビーで当美術館の作家の中浜稔氏らしき人がいた。向こうから気軽に声を掛けてきてくれて少し話をさせてもらうことができたのだけど、、、どうもタケダとの波調が合わないのでさっさと会話を切り上げてしまいました。運が悪かったようです。

拭き戻し、、、って分かりますか?昔お祭りなんかの夜店で売ってたピィ〜〜〜〜と拭いてシュルルル〜と戻ってくるやつ。ここ東浦町は拭き戻しの全国生産量 の90%なのだとか。スゲー!なんてスケールの小さいすごさだゼ!!

 

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