遮光眼鏡について
当店では、弱視用眼鏡、遮光眼鏡、小児用弱視・遠視治療用眼鏡などの製作をしております。
また、網膜色素変性症などの眼疾患や糖尿病や緑内障などが原因でまぶしさを訴える方々のための遮光眼鏡も製
作しております。もちろん度付きでも製作可能です。
【遮光眼鏡】しゃこうがんきょう
遮光眼鏡は、網膜色素変性症,糖尿病性網膜症,緑内障,白内障など、網膜・角膜などの障害により、
まぶしさを感じる患者さんへの商品提供を目的に作られました。一般的に、まぶしさを取り除
くためにサングラスを用いることが多くありますが、サングラスを用いることにより、光量を
落とすことが出来ても、「まぶしさを完全には防ぎきれない」、目に入る光量の不足から「コ
ントラストの低下を引き起こす」ことがあります。
これらが起こる要因として、400nm〜500nmにかけての、青色の波長光があげられます。青色の
光は、可視光線の中でも波長が短く、エネルギー量も大きいため、眼球内での乱反射の原因や
網膜に対する影響が大きくなり、そのためまぶしさの原因にもなります。遮光レンズでは、こ
れら散乱光の原因ともなる短波長をカットし、目の中に入る光を選択します。
遮光眼鏡はまぶしさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)
を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルター
レンズです。
主な対象疾患では、網膜色素変性症,白内障術前・術後,糖尿病網膜症,黄斑変性症,緑内障など、
特にまぶしさを主訴として訴える眼疾患に有効とされています。
白内障手術前の見え方
白内障とは眼の中の水晶体が白色(茶褐色)になり霧がかったようになることで視力が低下し、極端な場合は明
暗がわかるだけになってしまいます。
遮光眼鏡の見え方
遮光眼鏡をご使用いただくことで、まぶしさやぎらつきによる不快感を緩和し、自然な見え方を取り戻します。
詳しくは こちらの東海光学ホームページ
をご参照ください。
遮光眼鏡の公的補助制度について
遮光眼鏡は下記の方を対象に補装用具として公的な補助を受けることができます。
1. 視覚障害により身体障害者手帳を取得していること
2. 羞明を来していること
3. 羞明の軽減に、遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと
4. 補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること
以上の要件を満たす方が対象となります。
【遮光眼鏡(補装具)に関する公的補助の取得手順】
1.患者 : 患者は身障者手帳を持参します。
2.福祉事務所 : 最寄りの福祉事務所で判定依頼書を受け取ります。
3.必要書類の準備 : 医学的判定書・意見書(眼科で書いてもらう)、遮光眼鏡見積書(取り扱い眼鏡店で書いてもらう)、
処方箋など福祉事業所指定の書類を提出し申請します。
4.患者 : 給付の決定が降り決定通知書が郵送されてきたら 再度、福祉事務所へ行き、補装具交付券を受け取ります。
5.眼鏡店 : 眼鏡店に交付券を提出し、遮光眼鏡を作成します。
6.患者 : 遮光眼鏡が出来上がった後、お店でお受け取り下さい。
東海光学(株)製遮光眼鏡に関しまして、国が定める補足具項目 遮光眼鏡に該当する商品です。
高知県内市区町村の福祉事業所については
こちら
の一覧を参照ください。
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フリーダイヤル : 0120-03-0707
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