【種族】 ウリ科 【原産国】北アメリカ 【日本名】つるなしカボチャ
【特性】 ズッキーニはペポカボチャの一種で、開花後4〜10日、長さ20〜25Bぐらいの未熟果
を収穫する。
見かけはキュウリに、食感はナスに似ている。近年の食事の洋風化にともない、一般
の家庭でも油炒め、天ぷら、
煮物、スープなどに利用されるようになった。別名つるなしカボチャと呼ばれ、つるが伸びず、葉腋に連続して雌花が
つく(節なり性)。日当たりのよい場所で栽培する。
【主な品種】 果皮の色が濃緑色と黄色の品種がある。濃緑色品種としては、“ダイナー”、“グリーントスカ”、
“ブラックトスカ”、 などがあり、黄色品種としては、“オーラム” などがある。
ちなみに今回僕が育てたのは“ダイナー”です。
栽培のポイント
1 土作り
植え付け2週間前に1F当たり石灰100gを畑全面に散布し、よく耕す。1週間前に1F当たり肥料2kg、化成肥料
(N−P−K=15−15−15)100gを散布し、畝福 120Bの畝を立てる。
2タネまきと植えつけ
直まきの方法もあるが、4月中・下旬から5月中旬に12Bポットに2粒ずつタネをまき、育苗する方をお薦めする。
用土は市販の培養土もしくは赤土5、腐葉土3、バーミキュライト 2に石灰および化成肥料(N−P−K=15−15−15)
を土1リットル当たり2g混合したものを用いる。発芽し、子葉が展開した頃に生育のよいものを残し、間引く。
本葉が4〜5枚になった苗を、根鉢がくずれないようにていねいに浅植えする。育苗日数は20〜30日。植えつけ適期は
遅霜の心配のなくなった5月上旬以降。株間は80〜1000Bとする。あらかじめポリマルチフィルムでマルチングするか、
切りわらなどでマルチングすると雨による泥のはね返りなどが防げる。
3管理
追肥 次々に収穫ができるので、肥料切れを起こさない程度に月に1〜2回、
1F当たり化成肥料30gを追肥する。
ただし、施肥量が多いと過繁茂になり実つきがわるくなるので、注意が必要。
水やり 根が浅く、水やりの効果
は高いので植えつけ後や乾燥が続くときにはたっぷりと水を与える。
病害虫 アブラムシにはDDVP乳剤1000倍液を散布する。うどんこ病にはTPN剤600倍液を散布する。
4収穫
開花後4〜10日、長さ20〜25Bの未熟果を収穫する。収穫期間はおよそ1〜2ヶ月程度。
栽培作業歴
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