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四国最大の規模を持つ前方後円墳である。
平成元年(1989年)に発掘調査され、墳丘部は全長139mで、高さ11.8m 幅は77mの前方部と直径91m、高さ15.7mの後円部であることが明らかになった。
また、墳丘は3段に構築され、墳丘周囲には前方部に向かって次第に狭まる盾形の周濠がみられる。出土遺物として、埴輪片が多くみられ、円筒埴輪列も検出されている。
埴輪から築造時期は古墳時代中期前半の5世紀前半と想定され、畿内政権の地方支配の推移を知る上で欠くことができない古墳と評価され、平成5年(1993年)7月に国の史跡に指定された。
なお、平成5年には、南西及び西側に3基の陪冢が発見された。
3基とも方墳で、2,3号陪冢が1辺20〜24m、1号陪冢がやや小さい14〜16mの規模である。

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