像高61センチの檜材、寄木造の立像で玉眼、衲衣の上に袈裟を着け、右手に錫杖、左手に宝珠をささげる通型の地蔵菩薩である。
地蔵庵は、元西教寺飛地境内内末庵で、寛文五年(1665)十月二十四日富田中村政所安西三郎衛門の時、本願主吉武吉善左衛門及び同年兵衛の立願により地蔵堂一宇がはじめて建立された。
堂宇は二間四面で、時に貴僧了智が庵住したので了智坊と名づけた。延宝五年(1677)本尊寄進、入仏僧西教寺僧仙、阿弥陀寺宥長、本覚寺増覚、政所有馬右衛門三郎、寄進者は平太夫、次郎太夫次兵衛、善右門、与三郎庄助、弥十郎、弥兵衛らであった。
またこのとき庵室も建てられ、大工は山下甚右衛門、小工庄左衛門、寄進者は平太夫、次兵衛、弥三郎、弥重郎らであった。

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