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雨滝山山塊の西に延びた最も低い丘陵上にある大川町と寒川町との境界上に、五世紀後半から六世紀初頭の古式群集墳と考えられる大小の円墳が連なっている。
東から一号墳と呼ばれ、西の端が五号墳となり、その西に、今はないが、四基の古墳が所在していたといわれる。向かいの南側丘陵にも一基の円墳が現存している。
4号墳は、昭和三十九年の調査で、竪穴式石室から甲冑、鉄刀、鉄鏃など多くの武器類が出土している。五号墳からも、昭和十年頃に、単甲、鉄刀、銅鏡、玉類が出土している。

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