7章 18〜35節
当時投獄されていたバプテスマのヨハネからの使いに対するイエスさまの反応は、少し冷たくないでしょうか。「自分で判断しろ」 と、突き放しているような印象を受けます。しかし考えてみると、人は誰でも、自分の見聞きしたことを自分で判断しなければならないのです。
当時多くの人がバプテスマのヨハネについて見聞きし、ある人たちは彼を受け入れて洗礼を受け、またある人たちは彼を受け入れず、洗礼も受けず、悪霊につかれていると悪口を言いました。
預言者以上の者で、あらゆる人間の中で最大の人物だとイエスさまが評したヨハネにしてこれなのです。では、神の子であるイエスさまならどうでしょうか。多くの人がイエスさまについて見聞きしましたが、やはりイエスさまを受け入れないで悪口を言う人たちが多くいました。
「何を見に出てきたのか」 とイエスさまは問います。
現在でも多くの人たちが教会に来たり、キリスト教にふれたりしますが、いったい何を見に出てきたのでしょうか? そして、自分の見聞きしたことをどう判断するのでしょうか?
「わたしにつまずかない者はさいわいである」 とイエスさまは言われました。