1章 67〜80節

前々回のマリヤさんのマグニフィカトに対して、このザカリヤさんの詩はベネディクトゥスと呼ばれています。マリヤさんと同じようにザカリヤさんもわきあがるように賛美をあふれさせています。

十ヶ月間ずっと口がきけないままで(1:62を見ると、ザカリヤさんにどんな名にしたいかと合図で尋ねた、とありますから、もしかしたら耳も聞こえなくなっていたのかも知れません)、ザカリヤさんは何を思っていたでしょうか。

天使の言葉を疑ったことを後悔したでしょうか。すばらしい知らせを人々に語れなくてじりじりしたでしょうか。マリヤさんやエリサベツさんが大声で神さまを賛美するのを見てうらやましかったでしょうか。

そして、ついに時がきて天使のことばが実現して、喜びにあふれて、しかもその喜びを大声で表現することができて、ほんとうにうれしかっただろうと、思わず想像してしまいます。

 

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