【模範演技:中西浩二 五段】
この技は、徳島で開発され、鳴門の渦潮のようにけん玉をぐるぐる回すことより、命名されました。技の内容を順番に説明します。
(利き腕を“右手”として説明します。左利きの人は、右と左を逆に読み替えてください。)
(私が左利きなので、画像と説明とが合いませんが、右と左を逆に読んで参照ください。)
1、【かまえ】
「玉」を「けん」にさしたまま、「ひも」を上にして左手でゆっくり持ちます。
右手の人差し指を「ひも」に引っかけ、「ひも」がピンと張るまで引っ張ります。
2、【けん玉を回す】
左手のけん玉をゆっくり離し、「ひも」でぶら下げるようにして、右手人差し指を中心にして、
けん玉をぐるぐる回します。ここがこの技の醍醐味です。「けん」と「玉」が離れないように!
回す回数に規定はありませんが、多すぎても少なすぎてもけん玉が左右に揺れ不安定になります。
だいたい4回転までで回転を安定させます。
3、【けん玉をふわっと浮かす】
5回目の回転が始まると同時に、けん玉をふわっと浮かせるように上になげ、右手人差し指から離します。
ここで、「けん」と「玉」は離れます。
4、【フィニッシュ!】
右手で、素早く「玉」を持ちます。そして、そのまま一回転して落ちてくる「けん」を「玉」で受け、
“灯台”を決めます。静止3秒間で成功!!
この技は、3段程度以上の実力が有れば、成功できると思います。やってみてください。
[画像撮影・加工協力;向井忠弘 1級]