【模範演技:向井忠弘 1級】
ほとんどの皆さんが、今までに何回かは「けん玉」をやったことが有ると思います。
上手な人は、下に垂らした「玉」を回しておいて、上に持ち上げ、「けん」で受ける技を成功させることが出来ます。 その技が、6級に一番近い技です。
日本けん玉協会の規定では、玉を回さずに成功させます。これが6級の技『とめけん』です。
それでは、『とめけん』を成功させるワンポイントレッスンを開始します。
家の中にある、「けん玉」をもって、早速チャレンジしてください。
(利き腕を“右手”として説明します。左利きの人は、右と左を逆に読み替えてください。)
@【かまえ】
・両足を肩幅に開き、右足を半歩前に出します。[これがけん玉道の基本姿勢]
・「けん」を斜めにし、「ひも」が「けん」に当たらないように持つ。
・玉の揺れを反対の手で止めて、静止させる。
・「玉」側の「ひも」の付け根を見つめ、精神統一。
A【下へ】
・そのままの格好で、ゆっくり、まっすぐひざを曲げて「玉」をさげる。
・決して、手だけで下げないこと! 「玉」が揺れないように!
・「玉」を床に着ける感じで深くひざを曲げる。これがコツです!!
B【引き上げ】
・ひざを延ばしながら、まっすぐ引き上げる。
・決して、手だけで引き上げないこと! 「玉」の「ひも」の付け根から目を離さないこと。
・高く上げすぎないこと! せいぜい胸の高さまでとします。
・穴が下のままであること。手だけで上げたり、高く上げすぎると「玉」が揺れて穴がずれます。
B【キャッチ】
・「玉」が一番上に上がり、止まったときに素早く「けん」を「玉」の下に持っていき、
穴にはいるように受ける。
・最後まで「ひも」の付け根から目を離さないで、「玉」を受けるときにもう一度軽くひざを曲げ、
ショックを和らげ優しく受けます。
C【成功】
・これで成功です。おめでとう!
この、決まった瞬間の感激もけん玉の魅力のひとつです!!
その感激をいますぐメールでお知らせください!
実際にやってみてお分かりのように、「けん玉」にとってひざを使うことは非常に重要です。それと、最後までポイントを見つめる「動体視力」。これをマスターしないと上級技は難しいでしょう。