【模範演技:向井忠弘 1級】
この技を、最初に見たときは「へぇ〜!…・難しそう。自分には出来ない。」と思われると思います。しかし、この技は、コツを教えてもらえば、結構簡単に出来てしまいます。主婦の方も10級から始め、この技までは、ちょっとまじめに練習すると出来ちゃいます。
この、5級の技の名前は「飛行機」です。まさに飛行機が飛んでいるようでしょう!?
“離陸”と“着陸”は慎重に!
但し、観光地のおみやげのけん玉やバランスの悪いけん玉では難しいです。
ともあれ、やってみましょう! とにかく、けん玉を持ってきてください。
ワンポイントレッスン通り試してみてください。
(利き腕を“右手”として、説明します。左利きの人は、右と左を逆に読み替えてください。)
@【スタンバイ】
・両足を肩幅に開き、右足を半歩前に出します。[これがけん玉道の基本姿勢]
・右手で「玉」を持ち前に突き出します。左手で「けん」を手のひらに乗せて軽く
持ち、手前に構えます。この時、「けん」の「ひも」が出ている方を上にします。
・「ひも」の角度は、45度程度になるようにし、「玉」の穴は、「ひも」の
延長方向
(前の方)になるように持ちます。
A【離陸】
・右手はそのままで、左手に軽く持っている「けん」をそっと離します。回転させ
させないように、そっとです。この時、はなすと同時にひざを少し曲げます。
・右手で「けん」を振り回さないこと。「玉」が支点になるつもりで!
B【飛行】
・「けん」が、一番遠くまで飛んだと同時に、曲げているひざを延ばしながら
ゆっくり、右手で「けん」を手前に引きつけます。引き上げる感じで!
・視線は、「けん先」(「けん」のとがっている一番先)を見つめ、目をはなさない!
C【着陸】
・飛んできた「けん」を、「玉の穴」で受けます。
・最後まで、「けん先」から目をはなさないように!そして、「けん」を受けるときに
もう一度軽く、ひざを曲げショックを和らげながら優しく受けます。
D【成功】
・これで成功です。おめでとう!
この、決まった瞬間の感激もけん玉の魅力のひとつです!!
その感激をいますぐメールでお知らせください!
実際にやってみてお分かりのように、「けん玉」にとってひざを使うことは非常に重要です。それと、最後までポイントを見つめる「動体視力」。これをマスターしないと4級以上は難しいでしょう。