? ? 「ともの樹」掲示板に寄せられた質問や悩みを基に、「ともの樹」役員たちで話し合い、参考になればと 掲載しました。お役に立てれば幸いです。? ? ※ 治療 ※ Q : 「水圧拡張を何度もすることはだめなのですか?」 「水圧拡張術」に関しては先生方のお考えに違いがあるようです。現在の治療法の一つに拡張術がありますので、 術後はいかに保つことができるかが問題です。食事に気をつけて過度のストレスがないように心がけていかれると 何度も拡張しなくても良くなる人もいます。 22年4月より保険適用となり安心して治療を受ける事ができるようになりました。 「膀胱水圧拡張術」は膀胱を拡張・排水する事により診断と同時に痛みも軽減し、膀胱容量を増加するという 治療効果があります。 患者さんみんなに良い結果がでれば一番よいのですが、とにかく難治度が高くまた時間も要する病気なので 信頼のおけるドクターとよくご相談されると良いと思います。 Q : 水圧拡張術をしてから血尿が出ています。術後はこんな感じなのでしょうか? 水圧拡張は、縮んだ膀胱を膨らませますのでどうしても裂けます。それがカサブタになり剥がれ落ちます。 血尿とは違いますがオシッコの中に混じるのでびっくりすると思います。数日で落ち着く人、数か月間かかる人と 様々です。膀胱の粘膜が弱っていますのでオシッコが溜まると痛みや不快感、頻尿にもなることがあります。 食事に気を付けてリラックスすることも大事です。手術が終わってからが治療の始まりですので以前に 戻らないように努力しましょう。そして必ず良くなると信じましょう。 Q : 水圧拡張術を行う時、全身麻酔と腰椎麻酔がありますが、どちらがいいのでしょうか? その人のその時の体調や状態によって違ってきますし、先生方の考え方もあります。 どちらかを選ばなくてはならない時はよく先生と話し合われて決めてください。 (水圧拡張術には入院して行う場合と、日帰りによる簡易拡張術があります。) Q : 潰瘍があるようです。どのような治療方法がありますか? 近年は潰瘍のある患者にはレーザーで焼くという方法がとられるようになっています。 Q : 膀胱注入薬にはどんなものがあるのでしょうか? DMSO,ヘパリン、ステロイドなどの注入薬がありますが病院や先生方のやり方があります。 どんな治療も人それぞれなのでとても良くなった方、合わなかった方といろいろです。 Q : 手術や膀胱注入以外に何か方法はないですか? 食べ物に気を付けてみてはどうでしょう。 漢方薬や鍼などを併用している人もいます。 Q : 飲み薬はどんなものを飲んでいますか? 残念ながら特効薬はありません。抗うつ剤(トリプタノール、トレドミンetc)・抗ヒスタミン剤(アタラックスP etc)・IPDが 主な内服薬として使われています。痛み止め(ボルタレン・ロキソニン・リリカetc)や抗生物質を併用、単独で服用して いる人もいます。病院、先生方の考えで処方される薬は違ってきます。自分に合わなければ、先生とよく相談 するようにしましょう。 ※ 女性・男性 ・子供 ※ Q : 生理中は悪化したりしますか? 生理も人によってですが生理1週間前から膀胱周辺の痛みや頻尿になる人、 生理中、生理後と様々です。 Q : これから妊娠、出産を考えているのですが、可能なのでしょうか? 会員の中にも高校生の時に間質性膀胱炎と診断され、数年後に良い方とめぐり合いお二人のお子さんが いらっしゃる方もいます。「患者の会」が開催された時も、お子さんを連れご夫婦でお見えになられた方も います。 妊娠すると間質性膀胱炎が嘘のように治ってしまう方もいます。ただ皆さんそれぞれで、変化のない人も います。「ともの樹」で作成した冊子の中に体験記があります。会員さんが投稿してくださったのですが 「出産をして」という題で書かれています。「案ずるより産むが易い」ということもありますのであれこれ 心配せずにチャレンジすることも良いのではと思います。 妊娠中はホルモンの関係で比較的楽になると言われてますが、妊娠中は酷くなり、出産後に楽になった方も います。 Q : 男性です。間質性膀胱炎に似た症状で悩んでいます。尿意切迫感、頻尿感、痛みがあります。 病院では異常がないと言われていますが・・ 近年は男性も増えてきました。患者会にも男性入会が多くなり年齢層も幅広いです。 以前は慢性前立腺炎や前立腺肥大症と診断されていたのかも知れません。 Q : 子供でも間質性膀胱炎になるのでしょうか? 以前では「間質性膀胱炎」の除外基準の中に「18歳未満」と挙げられていましたが 今では年齢に関係なく診断されています。 ※ 食べ物について・・ ※ Q : どのようにして自分で合わない食べ物かを見つけたらいいのですか? Q : あれもこれもでは食べられる物がないがどうしたらいいのですか? NG食品については個人によって違います。何も食べられないのではなく、 食べられる食品を見つけることだと思います。食べ物にも気をつけるのはもちろん治療の一つですが、 あまり神経質になってはかえってストレスになって駄目ではないでしょうか。その時の体調によっても 違ってきます。今まで食べられなかった食品でも食べられるようになる日がいつか来ると頑張りましょう。 ご自分でこれと思うものをまずは排除してみてはどうでしょう。 NG食品を食べるのに不安な場合は少量ずつ試してみましょう。 サプリメントにも気を付けましょう。 尿が酸性にならないように食事を注意しましょう。酸性になると痛みが増します。 どうしても痛みが治まらないときは水分を多めに取ってみてください。 食事療法は痛みばかりではなく、ムズムズ感、灼熱感(痛みの一種)と表現する患者さんにも適します。 しかし食べ物で何の変化もない人もいます。 * NG食品と言われている代表的なもの * ・ 酸性食品 酸味の強い食品や果物・ジュースなど ・ 刺激物 香辛料・カレーなど ・ 神経や膀胱を刺激するもの カフェインを含むものなど ・ カリウム 野菜や果物、豆類等に含まれています。 ・ 発酵食品・燻製 ヨーグルト・チーズ・みそなど ・ ビタミンB6 ナッツ類に多く含まれています ・ アレルギー性の食べ物 ・ 合成添加物 ・ その他 ・・細かい食品についてや作り方の例などが「ともの樹」作成の冊子に載せてありますので 参考にしてください・・ ※ 生活について気を付けたい事 ※
*病院に初めてかかる時は排尿日誌を付けて行きましょう。 最低でも3日は付けた方が良いでしょう。 |