釣果へ・・・
釣果写真へ・・・
釣行記へ・・・
アドバイザーへ・・・
船頭つれづれへ・・・
営業案内へ・・・
仕掛けへ・・・
アクセスマップへ・・・
リンクへ・・・
トップページへ・・・

小谷 竜一さん ・・・平成25年1月8日・・・

数が釣れて、食べてもおいしいサヨリ。一年のスタートを飾るにふさわしい安心して狙えるターゲットだ。その“スレンダー美魚”を求めて8日、徳島・鳴門市堂ノ浦の、報知フィッシングクラブ「細川渡船」に釣友2人と出掛けた。

 うっすらと夜が明け始めた午前7時前、一番船に荷物を運んだ。記者たちのほかにも釣り人が数人。ほとんどがサヨリ狙いの方々だ。
 K2のヤカタに渡してもらった。少し肌寒いが風も波もない。穏やかなウチノ海が、この日も暖かく迎えてくれた。

 サヨリ釣りは群れを寄せるのが重要。まき餌の作り方とまき方にポイントがある。まず、米ぬかと市販の集魚材、アミエビを適量ずつタライに入れて海水を加えた。比重が重たくなり過ぎないように“シャブシャブ”に仕上げることが大切だ。“ドボドボ”のまき餌だと、うまく拡散しないのでアピール力が弱い。
 まき方は、ヒシャクを使って少しずつ「ピシャ、ピシャ、ピシャ」とハイピッチでまくこと。この、まき餌を海面にまく音でサヨリが寄ってくるらしい。

 開始20分後、ウキがスッと消し込んだ。延べ竿を立てるとクンクンと手元に引きが伝わった。第1号のサヨリは平均サイズの27センチ。2段ウキ仕掛けで15メートルほど遠投していた中島さん(大阪市)も同型を2尾、釣り上げた。
 さあ入れ食いかと思いきや、後が続かない。10分に1度ぐらいポツ…ポツと掛かるペース。まあ、サヨリにだって食いが渋いときはある。対抗手段は“誘い”だ。仕掛けがなじむとウキをピュッと50センチほどスライドさせる感じで頻繁に誘った。

 午前10時半ごろ、潮の加減だろうか、いいペースで釣れるようになってきた。ピュッと誘いをかけるとスッとウキが海中へ消える。竿を立てて合わせを入れるとクンクン―。一尾一尾、まるで魚と対話するかのようなやり取りが、たまらない。時々30センチを超える“サンマ級”も掛かり、手応えを楽しませてくれた。
 刺し餌はオキアミを小さく付けるより、まき餌に使ったアミエビを刺した方が反応はよかった。ただ、小さくてハリに刺しにくいのが難点。食いが立っているときは、手返し重視で刺しやすいオキアミを使う方がいい。

 正午ごろ、潮の流れがほぼ止まった。午後2時前に納竿。3人の釣果は25〜34センチを80尾。1人30尾弱なので、お土産には十分な数だ。
 釣ったサヨリは、天ぷらと刺し身にした。抹茶塩でいただいた天ぷらは、サクサクのフワフワで最高に美味。淡泊で上品な刺し身は、酢みそとの相性がバッチリだった。その味を思い出すたびに恋しくなるサヨリちゃん。よし、また近いうちに会いに行くぞ!

TOP

Copyright © 2006 ”Hosokawa Tosen” All Rights Reserved.