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阿部 夏実さん ・・・平成24年5月19日・・・前編

 結果から言います。
釣れました。ギュンっといいカンジの引きを味わいながら釣れましたよ!
何がってもちろん、おチヌさま。

思い出してみよう。
高橋船頭に手とり足とり、ハリと糸の結び方から教えてもらったのは2009年。もう4年も前の話だ。その2009年は教えてもらった甲斐もあり、ポツポツと釣れていた。秋になると結構ナイスなサイズも混じり、チヌ釣りはマスターしたわ♪と自負していた。
次のシーズン、2010年も数は少なくなったが釣れていた。高橋船頭から一緒にレクチャーを受けた釣友もいつも…とまではいかないけれど、そこそこ釣っていた。
問題は2011年。昨シーズンだ。
何回通ったかわからないほどイカダには乗ったが、ワンシーズンまるまる坊主という歴史的大惨事を引き起こしてしまった。秋も深まる頃になっても一匹も釣れない私に引きずられるように、同行の釣友も全く釣れなくなってしまった。
まったく対策をとっていなかったわけではない。
いつも一緒に行くA部さん、S田さん、S保ちゃんと共に、釣行の後は反省会を開催。ある時はサビキで釣ったアジをフライにして、またある時はスーパーで買い込んだ肉をジュウジュウ焼きながら、あーだこーだと敗因と改善策を練っていると自然に杯も進む。ビールの次はワインや焼酎。この頃には釣れなかった悔しさを癒してくれとばかりお酒をあおり、あっという間に机の上には空瓶が並ぶ。
上達するのはサビキで釣るアジをいかに早くさばくかの腕と料理バリエーションばかり。
なんとも無念。

来シーズンこそは…と迎えた2012年。
それは一本の電話から始まった。
「今やったら、なっちゃんでも釣れるよ、おいで。」
と高橋船頭からのお誘い。
二つ返事で「行きます、今週土曜日!よろしくお願いします!」
と電話を置いた。決戦は5月19日だ。
それからの二日間、イメージトレーニングをしすぎて夢にまででてくる始末。
そのストーリーは必ず、大きな魚がかかり、釣ろうとするのだけれど途中でバラす、リールが外れるなどコントのような落ちがついたもの。朝起きて、少々不安になるが、そこは常に前向きで楽観的と自負する私。釣れないイメージはもはやなく、今までの苦しい釣りはさておき釣って当たり前ぐらいの気持ちになっていた。

前日は10時にお布団に入り、体調も万全。
お天気は快晴。暑くも寒くもなく、しかもほぼ無風、大潮。
一年にあるかないかの絶好の釣り日和。
今回はA部さんと私の2人だけ。強風の日も潮がまったく動かない日も、生体反応がゼロの日も共に釣行していたS田さんは都合がつかず。こんな日に来られないなんてねぇ、思わず笑っちゃいそう。ぷぷっ。

さて、いつものようにまずはダンゴをこねる事から開始。土とサナギを混ぜ、ホソキューを混ぜ、秘密兵器のチヌジャックもまぜ、ハンドボールサイズの大きなダンゴを5つほどつくり、どぼんどぼんと海へ放り込む。
お魚さん達は今頃ダンゴにむらがっているんだろうな、突っついてるかな、などと海底に思いをはせ、日焼け止めを塗りながら待つこと45分。
もう、待てない!
「まだ早いんちゃう〜」
とA部さんに言われながらも竿のセッティングを始める私。

ところが、針と糸がうまく結べない。
最後に引っ張り、確認するとぶちっと切れてしまう。
しかも何度も。
目の前を黒猫と霊柩車が横切ったぐらいの悪い予感。
一呼吸置き、丁寧に、丁寧に集中して結び、これなら切れないよね、と自分で納得のいくまで針結びをし、結局ダンゴ投入後1時間後に釣りを開始。

いつでも最初のサシ餌は決まっている。
何って?
基本に忠実。オキアミのむき身。

さぁて、やりますかね!


〜肝心なところは後編に続く〜

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