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澤原 勇さん ・・・平成19年6月2日・・・

2007年6月2日(日) 大潮(晴)     −ボラ−

 今日は嫁さんと、嫁さんの妹と、ほとんど釣りの経験の無い我が娘の4人で筏に乗
り込んだ。

ということで我が筏上は、早朝から賑やか過ぎるくらい賑やかだ。義理の妹は、自分
で仕掛け作りが出来るので、嫁さんと我が娘のメバル仕掛けを仕込んだ後、自分のカ
カリ釣りの準備を始める。

ダンゴを落とし込み穂先を睨むが、みんなが筏の上をそれぞれ歩き回るので穂先が
踊って、アタリが何や何だか解らない。「くそっ、困ったもんやなあ。でもみんな楽
しそうに釣りしとるし、歩くなぁ〜!なんて言えないよなぁ、この人ら怖い
し・・・」と、心の中でぶつぶつ文句を言いながら頑張ってみる。

しばらくして船長が様子を見に来てくれた。 船長『ボラ来たかぁ〜』、「うぅ〜
ん、よう解らんけどダンゴを落とした際、何かつついてるような気がします。多分ボ
ラやと思います」とボラの経験が無い私は曖昧な返事をしてしまう。 船長もこの時
期は大忙しみたいなので、しばらくして『ボラが来たらダンゴを割ってくれるんで、
そういう状況になったらチヌが近くにおるよ』と言い残しその場を去ってしまう。

「よし、とにかくまずはボラやボラを釣るぞ!」と気勢を上げるが、あまりアタリが
解らないまま時間だけが過ぎてしまう。しかし、昼過ぎから何やら状況が変わった。
ダンゴが着地した際、ボコボコと何かがダンゴをつついているではないか!穂先が暴
れる感じだ。「これが、ボラのダンゴ割りかあ!」とワクワクしてくる。ダンゴが割
れた後、穂先を元の位置に戻すとコツンと明確なアタリ「よっしゃあー!」と竿を思
いっきり振り上げる。ググッと重みが握り手に伝わる!しかし何やら真鯛の時みたい
に魚が走らない。釣り上げてみると30cmくらいのボラであった。でもチヌのカカリ釣
りでは初ボラだ!。何やら第一関門を突破したみたいな気分でうれしい。取りあえず
リリースしてやると、我が娘に『何で逃がすん、もったいない』と怒られる始末。

まわりにはチヌがおるんやと更にダンゴを落とし続けるが、うまくアタリが捕れな
い。しばらくすると頼みの船長が来てくれた。「せんちょ〜う、ボラ1匹釣りまし
た。ダンゴに攻撃が続いています!」と状況を伝えると『よっしゃ!』と船を筏に繋
いだ後、講習会が始まった。『誘って、誘って・・・ゆっくり落として・・・おっ、
前アタリや、送って、送って・・・・・・いまあーっつ!!』 「げげぇ〜、いまっ
て、いまぁあ〜」と力なく竿をふり上げるが、空振り・・・。船長『おそーいっ! 
1.2秒遅い!』とおっしゃる。 そんなん『いまぁ』の合図で上げるなんて言うてな
かったし〜と、心の中でつぶやく。しかし、今のが本アタリとは、これはますます竿
を上げるタイミングが難しいんやなと強く感じる。その後も合わせがうまく捕れず、
しばらくして船長忙しいので再び帰ってしまう。細川丸を見送りながら「こんな自分
でも見捨てないでくれ・・・せんちょう・・・」とつぶやく。

再びダンゴを落とし始める。その後、40cmくらいのボラを追加したでけで納竿と
なった。

手を洗わしていただくため船長の中庭に向かい、船長にその後の状況を説明する。

「ダンゴが割れた後、ほんの小さなアタリなんで上げずに、しばらくしてゆっくり動
かしてから上げるとオキアミのむき身がきれいに無くなっているんです。何回やって
も。」 船長、少し驚いた様子で、『ボラはエサ捕らんのよ、基本的に。我々がそう
いう状況では、ボラ以外の魚がそこにおるんやと考えるんやで、ひょっとしたらチヌ
やったかも』 「ええ〜っ、ほんまに〜」と力なく返事する。

ついに深みにはまってきた”ど素人チヌ釣り一直線” チヌボウズはどこまで続くや
ら。

目の前では、メバルを10数匹釣り上げた嫁さんたちが、高橋家の愛犬キチと戯れ遊ん
でいた。

 

2007年6月9日(土) 小潮(晴時々大雨)   −衝撃−

 先日、購入したチヌのカカリ釣りのDVDを昨夜見て、チヌのアタリのイメージを
しっかりと頭に焼き付けたまま、早朝5:30頃、嫁さんと2人で12番筏に乗り込む。
 「チヌが釣れたら真っ先に船長へ電話しますんで!」と大きな声で船を操る船長に
伝え、お別れする。 筏のまわりを確認すると何やらいつもと違う気配がする。「エ
イだ!」何と、1.5mか2mくらいはありそうな巨大エイが大小4・5匹はいるだろ
うか。エイがいる時は、何も釣れなくなるという他の釣り人の話を思い出す。「悪い
予感がするなあ〜」とぼやき、嫁さんの方を見ると、デジカメでパシャパシャ写真を
撮って楽しんでいる。 全くこの人は、気色悪くも怖くもないんかいなと思いなが
ら、いつもの嫁さんのメバル仕掛けをセットしてあげる。「今日は竿2本セットした
から、後はシラサを付けて適当にやっといて」と言い放つ。エイが筏の周りをゆった
り旋回する中、ダンゴを投入した。

エイがいるのにもかかわらず、隣の嫁さんは20cm前後の良形メバルをコンスタン
トに釣り上げている。「この人はエイも見方につけるんやなあ」と思い、ボラのアタ
リがない自分が寂しくなる。

10時くらいだろうか、突然の突風と雷と大雨に見舞われる。どしゃぶりの中でも、
嫁さんの竿にはアタリがある。上げてみると手のひらサイズのヤリイカに嫁さん大喜
びする。「今日は、あんたの日やなあ」と言い放ち天気の回復を待った。3・40分
もすると辺りが明るくなってきた。周りが見るとエイがいなくなっている。早速ダン
ゴを落とし込むと、ポコポコとボラのアタリがある。「よし、どしゃぶりの雨の中、
ダンゴだけは続けて落としておいた甲斐があった!」と思いワクワクする。ダンゴが
割れて、じっとしているとアタリがあるので「おりゃっ!」と合わせると35cmくら
いのボラが釣れあがる。その後も「おりゃっ」「おりゃあ〜」「あちゃ〜!」釣って
いる際、ボラの中には上層に近づいてくると結構引くやつもいるので、ひょっとした
らと期待させられることもあったが、更にボラ3匹を追加しただけで、少し疲れてく
る。

 「ザ・ザザザザーッ!」という音で、後ろを振り返るとなんと細川丸が!頼みの高
橋船長が来てくれたではないか!「せんちょ〜う、ボラのダンゴ攻撃があって、状況
はすごくいい感じになっています。でも釣れるのはボラばっかりです。」 ダンゴを
落としてダンゴ攻撃されているのを船長に確認してもらうと『ええ感じやね〜、釣れ
そうな雰囲気があるね。』とうれしくなるお言葉。 船長のレクチャーを受けなが
ら、ダンゴの周りを探りアタリがあったので、「よっしゃっあ!」と竿を振り上げる
と、船長『はやい!今のは早い!』、

「えっ、上げるのが早過ぎましたかっ?」しかし、竿には魚がのっている。 船長は
魚の姿を見る前に『ボラや』とつぶやく。上がってきたのは、正真正銘まぎれもない
ボラであった。

 しばらく見てもらうが状況は変わらないまま、船長の携帯がなり船長は一旦戻るこ
とになる。

14:00頃、腹が減ったので、最後の休憩かなと思いコンビニで買ってきた弁当をほお
ばる。嫁さんに「弁当食べへんの?」と聞くと、「おにぎり一個食べた。今、ちょっ
と忙しいねん」と答える。たしかに忙しいはずだ、この時既に嫁さんは20匹以上の
メバル・ガシラを釣り上げていたのだから・・・。

 弁当を半分くらい食べていたところで、船長が再び戻ってきてくれた。

『ダンゴほり込んでおいた?』、「ええ、2個ほり込んでいます」 船長は私の竿を
手に持ち『どれ、やってみるか』と釣り座に座る。横で見ていると、ダンゴにアタリ
がある。『これは、ボラ。これもボラ。ボラはエサを吐きだすので、穂先を少し送り
込んで合わせない。』突然、“ビシッツ!”と竿を振り上げた。良形のキスを手始め
に釣り上げる。また、オキアミの剥き身を鉤に付け再びダンゴ投入。『これはボラ、
これもボラ・・・』

竿先は私の目の前1mくらいに位置する。アタリか何か微妙な動きに見えた瞬間“ビ
シッツ!”と鋭い音と共に船長が『よしっ!』と言う。見上げると船長の竿が、いや
自分の竿が、いい感じで、しなっているではないか! 小気味良い引きだ。船長はも
う既に何か確信している感じだ。 魚影が見えきた!玉網を持って待ちかまえていた
私は思わず叫んだ!「チヌやっ!!」夢にまで見たピカピカとした銀色のチヌであ
る!

船長と目が合うと船長『やってもうた』とにんまりする。私は玉網ですくったチヌの
鉤を外しながら、「すごい、すごすぎる。しかも上唇にきれいに釣り鉤が刺さってい
る」と衝撃を受け、頭の中が真っ白になる。

目の前で見ていながらも、正直アタリが繊細すぎて良く解らなかったのだ。

複雑な心境でもあるが、自分の足下のボラの周りにチヌがいることを証明してくれた
のだ!

そして横から声が飛んできた!「なんやおとうさん、チヌおるやんか!なにしと
ん!」と嫁さんに更に追い打ちをかけられる始末。 「×××・・・」無言。

船長に「DVDで勉強してきたアタリと全然違うんやけど」と聞くと、『DVDは見ない方
が強いアタリのイメージが無くて良かったかも、ここの釣りでは繊細なアタリを捕ら
なあかんからね』 「何で自分は、ボラばっかり釣るのやろうか?竿を上げるのが
やっぱ、早いんですかね?」と更に質問攻め。 船長『アタリが早いんよ、ボラやエ
サ取りのアタリはピンピンと竿先が跳ねる速度が早いんよ、だからね、これは合わせ
たらあかん。』 そうか、そういうことだったのか、船長が”早いっ”て言われたの
は、竿を上げるのが早いのではなくて、エサ取りのアタリは穂先の速度が速いってい
う意味だったのか!

思いっきり納得した私は、船長の竿?いや私の竿を返していただき、早々と釣り座に
ついた。

船長は『澤原さん、澤原さんのために俺は今度は何も言わないから、何とか自分の力
で釣り上げてみぃ』と隣に座り込み、私の穂先を見つめる。 「うっひゃ〜・・・」
プレッシャーがのしかかる。 船長が何も言わないので、自分でブツブツ言ってみる
「これは、ボラ。これもボラ・・・これは?前アタリかな〜送り込んで・・・」ほん
の僅かなアタリがあるが、迷いがあり振り上げる勇気が出てこない。ちらっと船長の
顔を伺うが、何やら言いたそうだが、沈黙を続けている。えぇ〜い俺も男や、次の僅
かなアタリで今度は振り上げてやる!と腹を決めた。「おりゃっー!」と振り上げる
と何かのってきた!しかし底ではあまり走らない。「せんちょ〜う、ボラみたいで
す。」と残念がる私。だが、船長は腕組みしながら『いや、俺は小さいけどチヌやと
思う』とありがたいお言葉!「頼む!頼むから俺も男にしてくれっ!」と、祈る気持
ちでリールを巻き上げる。

しかし残念ながら上がってきたのは、ボラであった。が、少しうれしかった。

船長も今のアタリを”チヌかも?”と思っていたんだ、だから今のアタリを捕ったの
は間違いではなかったんだと自分自身で納得した一振りであったからだ。

 ボラのアタリが少し遠のき、帰る人もぼちぼち出てきたので船長戻ることに。

帰り際に『だいぶチヌに近づいてきたね』と、ありがたいお言葉をかけてもらった。
遠ざかる船を見送りながら嫁さんに「やっぱ、船長は大先生と言われる訳が解かった
わ。ほんまもんやね〜」 嫁さん「あたり前やん」と素っ気ない返事。

結局、嫁さんはメバル・ガシラの五目釣りで30匹以上の釣果で、私はボラ6匹・タナ
ゴ1匹・ヒトデ1匹の全くのチヌボウズとなったが、何か吹っ切れて、すがすがしい
気持ちになった堂浦の1日であった。

 

PS:前回釣行に訪れた時ですが、持ってきたシラサエビが釣りを始める前に既に半分
以上死んでしまっていたので、今回は船長のところのシラサエビを購入し使わせてい
ただきました。そのシラサエビの持久力は、たいしたもので、嫁さんがメバルの誘い
釣りで付けたシラサが、2回ほど竿を上げたくらいでもプルプルとまだ動いていたら
しい。たしかに、たくさんのシラサが余ったので、もったいなく思い船長の中庭にあ
るシラサの生けすに戻す際も、ほとんど死んでおらずワシャワシャと飛び跳ね元気ハ
ツラツであった。きっと、嫁さんが爆釣していたのは、少なからずこの元気なシラサ
のおかげ?いや、きっとこのシラサのおかげであったことと思いました。

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