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 康一郎さん ・・・平成17年7月12日・・・

7月12日
               西宮市 堀康一郎

 7月8日、細川渡船の5号カセに上がりました。

 この日のレポートは「日刊スポーツ」に掲載されますので、詳細は同紙上でお読みいただくとして、ここでは、ひとつのテーゼとして、エビの底マキについて書いてみます。

 この日の釣果は釣況欄でご存知とはおもいますが、とりあえず書いておきますと、中・小型チヌが多かったものの、キビレ混じりで22〜35aを26匹でした。他に、20aないなぁ…というのが2匹釣れましたが、カウントしていません。エサは、オキアミで1匹、シラサエビで6匹、生ミックで19匹でした。エサ取りは小ダイが10匹ほど、ベラが5匹ほど、フグ、タナゴが2匹で、生ミックを多用したせいもあるでしょうが、全体として、エサ取りがうるさくて困る…というほどのことはありませんでした。

 この日は、ボラがダンゴを突き始めたのが、打ち返し開始後2時間半も経った午前8時からで、その1時間後からチヌが釣れ始めましたが、それまではオキアミがなかなか取られなかったり、オキアミのムキ身も無傷で帰ってきたりして、「この時期なのにまだボラも寄らへんし、こら今日はあかんなぁ…、今年の堂ノ浦はどないなっとんねん…」と一人でぶつぶつ(心の中で…ですよ、声に出してたら、「やや危ない人」ですもんね…)。

高橋船頭が弁当を届けてくれた午前10時半には、35aを筆頭に7匹釣っていて、さっきまでのボヤキは忘れて、「今日は型が小さいやんか…」と文句をつける始末…。ま、その後もポツリポツリと釣れ続いたわけで、型が大きいか小さいかはその日の時合が左右しますので、ま、仕方がない…。まずは楽しめましたから、めでたしめでたし…。

 さて、私は、西宮の自宅を午前2時頃に出て堂ノ浦に走りますから、現地でオキアミなどを買っていては解凍が間に合いませんので、オキアミ1`とミンチサナギは、前日夕から外に出して解凍を始めます。いずれも、ボラの寄りを早めるために、朝イチのダンゴにたっぷりと入れたいからで、「オカトヨ」では、ボケと追加のオキアミ、乾燥オカラ、この時期からは生ミックの当日分を買う程度でした。

 でも、最近は必ずエビを持参しますので、阪神間でエサを買っていくことが多くなりました。朝に現地で買うのも、人が多ければ時間が気にかかるし、好みの大きさのエビがなければ次の店に走る…なんてこともできませんから、オカトヨに寄る機会もなくなりました。乾燥オカラは、「ヒロキュー」の「ホワイトパワープラス(グレ用)」という、ほとんど乾燥オカラといっていい商品を発見しましたので、こちらで買って使っています。チヌ用は「ブラックターボプラス」ですが、ホワイトの方が膨れる率が4倍と高い。

 細川さんにもエビはあります。釣り人の便宜を図ってくれているのだし、使えんようなエビは置いてはいないだろうし、信頼はできるんやけど、大きさがわからないのと、在庫確認をしておかなくてはなりません。

 …となると、釣行予約をしなければなりませんが、私の平日釣行は、どこに行くにしてもふらりと渡船店に姿を現し、船頭さんが「あ、ホリさんがきよった…、どこへ乗せたろ…」と、一瞬の困った顔を見逃さないようにするのが意地悪なホリさんの一つの楽しみで、予約はほとんどしません。ぎりぎりまで小浜湾か三重方面か、それとも堂ノ浦か…と迷っているせいでもありますが…。

 今年の堂ノ浦へは、シーズンの当初からエビを持参しています。というのも、エビの底マキが効くのではないか…と考えたわけで、ま、以前からそんな風な考えはあり、真冬に三重の釣り場などで試してみて効果があったこともありますが、返り討ちがほとんどで、無駄のような気がするし、オキアミで十分代用できるだろうし、道具が多くなるし、貧乏釣り師としては経費がかかりすぎる…と釣行のたびに却下を続けていたのです。

 今年、三重・迫間浦で大チヌ・巨チヌ・超ド級の爆釣がありましたが、宝成渡船のHPにしつこく、「アケミ丸貝とシラサのマキエ」ということが書かれていて、それで釣果が上がっているようでした。このエビのマキエは、釣り場の活性を高めるためのもので、サシエとして使うわけではありません。工藤昇司さんと迫間浦へ釣行したときも持参しましたが、その際、「堂ノ浦でも効くよ…」と工藤さんがいっていたので、それなら今年は試してみようか…とおもったのでした。

 阪神間のエサ店(私はサワムラかマックス尼崎)で2000円分ほど買って、朝イチのダンゴ投入の際に5〜6割を撒きます。今年の釣行はカセばかり6回ですが、4/30(6カセ、以下同)、5/10(1)はボの字、5/17(11)は41aまでを16匹、5/22(8)はボ、5/31(5)は41.5aまで10匹、そして今回(5)の26匹という結果です。ただ、エビをサシエにして釣ったのは、52匹中今回の6匹以外には2〜3匹です。

 今年の堂ノ浦は、例年に比べるとかなりイレギュラーですから、エビの底マキが効果的なのかどうかは一概に判断できませんが、はまれば好釣果につながっていることは確かです。ダンゴに包んで撒くか、底マキ器で撒くのがいいか…という問題があり、カセ上がりの時点で潮が緩ければ底マキ器、速ければダンゴに包んで…というのがベターかな…と考えますが、大げさにいうと、今後の課題です。

 ま、お小遣い的制約はありますが、「たっぷり撒く」というのが要点で、しっかり底マキすることによって、タナゴがどっさり集まったらどないしょう…なんておもっていましたが、結果としていずれの日も杞憂に終わり、ボ○ズの日は「エサ取りもほとんどおらん…」と高橋船頭に泣きつき、釣れた日は、エサ取りよりチヌの方が活発だった印象です。

 エビの底マキについては、今までにも実践したり、試している人が多々おられるとは思いますが、今年は高橋船頭も「新エビ撒き釣法」なんてのを開発中のようです。動くエサがチヌにもアピール度が高いことは自明ですし、流されて遠くのチヌを呼ぶこともあるでしょうし、遥か以前に、「魚がエビを食う音を出す音波集魚器」なんて商品が売り出されていたこともあります。

 これからの時期はエサ取りも活発になるので、エビを一時にどっさり撒くのは、エサ取りで自爆するような気がしますが、エサ取りが寄ればチヌも寄ります。エサ取りはボラで散らしてやればいいわけですから、ボラアタリ、スレアタリさえ見分ければ、残るはチヌのアタリだけになるという段取りです。

 …ほんま、しらんで、爆釣になっても!

 さて、ここからは宣伝です。上記のような「よしなしごと」や釣行記などを、福井・小浜湾のエサ店「山海堂」のHPに、「筏チヌおもしろ談論風発」として月2回連載しています。小浜湾に限らず、堂ノ浦や三重方面のこともかなり書いているので、山海堂としてはもっと小浜湾のことを書いてほしいでしょうが、やかまし、ホリさんはホリさんや!

 「山海堂釣具店」で検索してみてください。「BIGLOBE」ではすぐ出るけど「YAHOO」では直接は出ないかも…(前は出てたんやが…)。アドレスは、「http://www.geocities.jp/sankaido_turi/top.html」です。まぁ、まずまずおもしろいし、ちっとは参考になるはずですよ…(自画自賛ですが…)。

 …ということで、いい釣りを…。

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