はじめに

これは、いっしょに聖書を読んでみようというコーナーで、“初代「きまぐれつうしん」” で連載して、確か5回くらいで止まってしまったのですが、再び新たに始めるつもりです。

なぜルカによる福音書かというと、それは、ルカには、新約聖書の他の記者よりも、今の私たちに近いことがあるからです。新約聖書の他の記者はだいたいユダヤ人です。彼らは幼い頃から聖書や聖書の神さまを知っていました。また、イエスさまに直接お会いして、イエスさまを信じた人たちなのです。

その点ルカは、ユダヤ人ではなく、しかもイエスさまに直接お会いしたことはなく、イエスさまのことを伝えた人によって信じるようになったということで、今の私たちの状況に似ているのです。

ルカによる福音書は、そういうルカがイエスさまのことを一生懸命に調べて、しかも他の人にイエスさまのことを伝えようとして、順序正しく書き記したものなのです。そこで、この福音書をいっしょに読んでみたいのです。

毎回10節くらいを目安にして、そこから、ルカの伝えたいことの中で、何を聞き取れるか、考えてみたいのです。次回からさっそく始めてみましょう。

 

                          次回 「1章1〜7節」

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