1章 18〜25節

さて、新しい時代の幕開けを告げる大ニュースは、まずヨハネの父ザカリヤに知らされたわけですが、ザカリヤはあまりのできごとに、それを信じることができなくて、口がきけなくされてしまいました。

彼は神さまに選ばれた祭司として、神殿で奉仕し、また一般のイスラエル人や子どもたちに、神さまや聖書について教える仕事もしていたわけですから、たとえ他の人は信じなくとも、ザカリヤは神さまのことばを信じるべきでした。

男の子が生まれる、しかもその子は、救い主に先立ってそのための準備をする・・・ ザカリヤ個人にとっても、イスラエル全体にとってもすばらしい、この喜びのニュースをザカリヤは話すことができません。

身ぶり手ぶりで合図をしても、まぼろしを見たと思われるだけで、彼はそのまま家に帰ってしまいました。きっと、もどかしくて、なさけなくて、つらかったのではないかと、つい想像してしまいます。

 

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