指揮者のお話〜第7回阿南市合唱祭〜
                              白神 直之

曇り空の徳島市を、各車に分乗して午前11時に出発し、約40分ほどで夢ホールに
到着した。30分のリハサールを行う・・・ここのホールは僕自身これで3回目に
なるが、本当に残響が素晴らしい。セレアンが歌ってちょうどいいぐらいのキャ
パでもあり、無理に大きな声を出す必要が全くない・・・とはいえ、いつも声量
が足りないかんじがするので、もっと開放感を持って歌うように指示♪

自分たちの出番の前に、何団体かの演奏をきかせてもらった。
阿南の合唱団は、比較的年齢層の高いメンバーで構成されている合唱団が多い。
それでも最近はとてもよく練習されていて、ここ数年ですごくレベルがあがって
きているようなかんじ。そしてそれに比例するように、お客さんの数も年々増え
ていっているようで、本当に素晴らしい相乗効果だと思う。

で、最後にセレアンの招待演奏・・・演奏曲は下記のとおり♪
・おぼろ月夜
・さくら
・Kyrie
・Sing
・ここから始まる
・歌声に包まれたなら
・ほほえみ

最後まで音合わせが苦労した「おぼろ月夜」と「さくら」が、本番では一番まと
まっていたように思う。「Kyrie」は予想よりはよかった。一番大きな声で歌えて
いたのは「ここから始まる」。あと、ジャズコーラスを多く取り上げたのだが、
あるお客さんからは「コーラスのハミングがとてもきれいだった」と言ってもら
えたのがうれしかった。

最後の自分たちのステージで、お客さんがいなくなったらどうしよう!・・・と
いう不安があったが、アンコールの「サリマライズ」までたくさんのお客さんが
聴いてくれてよかった。
あとで実行委員の松村さんからきいた話し・・・「今回の合唱祭ではじめて来場
者数がホール収容人数に達しました!」とのことで、すごくよろこんでらっしゃ
った♪そんな演奏会に少しでも貢献できたことに、幸せを感じている。