Wind Powers in my clinic
♬View from the sky ♫
Higher than the roof♠
A member of our family, NARUCHI♣
His name is CHIBI
Autumn color. A temple near my home
A Gate of the temple. Beautiful!!
2 WEEKS later
ケアンズのブログ(Blog of Cairns)
風が吹けば桶屋がもうかる。最近は「桶屋」と呼ばれるようになった。すべて風力発電のせいである。
太陽光発電(シャープNE70とキョーセラKC40J)と風力発電(AIR405)を設置しているが、イメージで言うと、太陽光発電は「静」、風力発電は「動」といったところか。
道楽として、あるいはおもちゃとして見るなら、動かないソーラーパネルより、激しく動く風力発電の方がよっぽど面白い。
発電能力はソーラーパネルが70Wと40Wであるのに対し、風力発電が400Wで、風の吹く日は頼もしい限りである。シュルシュルシュルと傍にいると怖くなるような音をたてながら回転する。風のない日は発電量0である。延々と0の日が続く。
発電量は風速の3乗に比例する。風速が2倍になれば発電量は8倍になる、と言えばすごいと思うが、逆に、1/2になれば1/8になるということで、博打みたいな発電だ。
AIR405はベンツ社製である、というのは嘘で、EGW社製なのであるが、前から見るとベンツのロゴマークそのものである。
設置はソーラーパネルの方が簡単であり、増設も容易い。安価であり、発電で収益をあげたければ、たくさんのパネルを屋上に並べた方が効率がいい。
太陽光発電を始めると、晴れか曇りかというのは、気になる。風力発電を始めると、風加減が関心事になる。村上春樹の、風の歌は聞こえないが、結構、風って吹いているものだ。晴れた上に、風が強い日は最高だ。人生最高の日がやってきたようで、うれしくなってしまう。
発電機を設置することに熱心のあまり、生まれた電気をいかに使うかというところが盲点になっていた。電気ははかなく消え去る存在で、いつまでも持ち続けるわけにはいかない。エアコンを動かせるほど潤沢な電気が発生するわけではないが、晴れたり、風が吹けば確実に幾ばくかの電気が発生する。とにかくそれは使いきって、収支0にしなければならない。
一時的にバッテリーに貯め置くことはできるが、容量には限界がある。容量を超えた電気はどうなる。バッテリーの破裂を防ぐために、一定電圧以上に電気は流れないようにシステムはなっていて、熱エネルギーとして消費される。システムのどこかが熱をもつということだ。
一晩、強風が吹き荒れると予報が出れば、大急ぎで電気を使い、バッテリーを空に近い状況にする。まるで台風前に水源地を空っぽにするみたいに。
風力発電は、ソーラーパネルより発電量は格段に大きく、使いごたえがある。しかし風任せであり、毎日恒常的に発電できるわけではなく、予測がつかない不便さがある。太陽光発電は昼になれば発電するという点で風力より確実性がある。
この不便さを解消するために、家庭用電源のバックアップが必要のように思う。風が強いときは自然エネルギーを使い、無風の時は電力会社の電気に切り替える。二つの電源システムが必要だ。
設置場所:徳島県小松島市
1号機の完成日:2004年2月14日
2号機の完成日:2004年3月31日
風力発電1号機と2号機の費用(合算): AIR405(12V)X2 245,700円 ;ケーブル(8sq 10m)X2 5,670円 ;ケーブル(5.5sq 1m) 368円 ;ヒューズX2 7,182円 ;スイッチX2 7,182円 ;日本電池マイティEB160 61,845円 ;単管(6m、4m、2m) 3,304円 ;圧着端子 714円 ;ブロック(17個) 2,425円 ;鉄骨(1m 7本) 1,470円 ;セメント、砂利、砕石 2,659円 ;ベランダボックス 1,029円 ;ブースターケーブル(3m) 1,029円 ;ねじ、ボルト、ナット 336円 合計340,913円
接続箱は止めて、別売りのスイッチとヒューズを接続しました。
1号機と2号機は15メートルしか離れていないのに、2号機だけシュルシュル回って1号機は止まっていることがよくある。ポールの高さは両方とも同じくらいである。回数は少ないが、その逆もある。どうも風脈というのがあるようだ。風脈とは水脈、鉱脈からの造語である。
電動アシスト付き自転車というのがある。風車にも電動アシストのついたものがあるが、どのくらい機能しているのだろうか。発電量は風速の3乗に比例する。実際、ゆったりゆったりと回っているときは、発電量は限りなく0に近い。オブジェあるいはモニュメントとしての風車はいつも回ってなければならないという強迫観念があるのなら、電動をおすすめする。