令和6年 9月...9月30日配信
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D 田舎暮らしのおすそ分け

今日この頃

今月二十五日九人兄弟の六番目の姉が、死んだ。今年に入って私の身内の七人目の、死である。死は避けら
れないものであろうが、ちょっと続き過ぎるような気がする。
私にとってもあと一年自分の足で立っていられるかどうかの状態で、人の死を見るのは自分の死を見るよう
で、侘しい気がする。
姉は大変おせっかいな女子で、あった。
私が小学生の低学年だったころ麻疹にかかり高熱で寝ている枕もとで、退屈だろうから本でも読んでやると
耳元で読む声のうるささには、辟易したものである。
雑巾がけをした板の間に泥足で上がった時など、これでもかというくらいこっぴどく叱られたものである。
ある日のこともう一つ上の姉と二人で新じゃが芋を蒸かして食べているところに私が出くわすと、慌ててそ
ばにより「おまえにも一つやるけん、父ちゃんには黙っとけ」と、口止めされたことがあったが、子供心に
なぜ口止めされなければいけないのか分からなかったが、食い物のなかった時代だったのだ。
しかしその時食べた新ジャガイモの春の香りとじゃりっとした粉吹きじゃが芋独特の食感は、未だに忘れら
れない味であ。
楽しく暮らすはずだった余生が肺がんを患ってから、さま変わりである。それに追い打ちをかけるような身
内の死が続き、葬式と暮らしているような状態である
それを打開するには私自身がしぬしかないのであろうが、それも遠いことではない。
今年の夏は暑かったと皆口をそろえて言うが、その暑さが野菜果物に与えた影響は値段の高騰となって消費
者に降ってかかり、ただでさえ物価高騰にあえぐ消費者を鞭で打つような、次第であった。
暑さのもたらした影響の一番は生育不良であるか゛、ここにきてみかんの着色不足が問題となってきている。
夜温が高くて色がつかないのである。
二十数年前にもこんなことがあったが、それ以来でありその時以上の着色不足に襲われている。
上の画像は29日の画像ですが、例年ならばほぼ完着の紅い状態ですがまだまだ薄呆けた色しかついていません。
左下の画像の物は多少蛍尻になっていますが、こんなものではありません。
最後の書きの画像ですがこの一週間の冷え込みで、ここまで色が付きましたがこんな色ではありません。次郎柿と言ってこのあたりだけの柿のようです。




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