令和5年....8月30日配信
20年後温暖化の気温上昇でこのような日焼け果が多くなり
みかん栽培は出来なくなると言われています。
それを防ぐにはどんな手段があるのでしょうか、全く先が見
えない状況です
横割れの裂果は更に甘くなる兆しです

左上 日焼け初期のもの  右上 日焼けがひどくなれば穴が開きます

左中 珍しい横に裂果したもの  右中 普通の立て割れです

左下 日焼け防止にテープを貼っていますが、珍しい風景です

田舎暮らし 田舎移住

先日スマホで田舎移住を検索していたら、おそらく移住に失敗した人の投稿なのだろうが、田舎は馬鹿でアホで間抜けで身勝手な者の集まりで閉鎖的であり、挙句の果てには今では死語と言ってももいいような村八分まで持ち出しての罵詈雑言に、開いた口がふさがらなかった。

よほど移住先が肌に合わなかったのか、それとも思い描いていた田舎暮らしと現実との乖離が大きかったのか、何ともはや意味不明の批判に新しい世界を見たような気がした。

言いかえれば沸き立つ油の中に水を注いだようなもので、油の中に入ろうとする前に弾き飛ばされたということであろうし、子供のけんかでお前の母ちゃんでべそなどと言い合っているような、類のものである。それに興味を惹かれる、私も私であるが。

そもそも田舎暮らしでのしきたりとか習わしとはそこに暮らす人たちが安心安全にそして後々まで幸せに暮らせるように、百年二百年の時をかけて築き上げてきた、いわば田舎暮らしの知恵なのである。

その知恵を実行する行為がしきたりあり習わしなど、なのである。決して閉鎖的排他的な集落を望んで、あるものではないのである。

そんな田舎暮らしにどうしてもなじめないと言う方は、郷に入れば郷に従えと言うことの意味に対して、もう少し考慮していただきたいところである。

田舎暮らしでは道で出会えばなにがしらのあいさつを交わすのが習わしであり、それを煩わしいなどと感じる人はまず、田舎暮らしは出来ないだろう。

そして集落の機能を維持するためにいろいろな役目付けがあるが、これなどは移住してすぐに役目を与えられると何のためにという戸惑いが先に立ちそれから逃れたい気持ちが起きることは理解できるが、本当に田舎暮らしを望むならそれらは進んで、受けるべきである。

移住当初は「ありゃだれぞ 何をしよるがど どっからきたがど」などと好奇の目で見られがちだと思うが、何も変化のない田舎暮らしでは何かあれば騒ぎ立てるのは常の事で、騒がれる者の気持ちなどどこ吹く風で、迷惑などと考えていないのが田舎暮らしであり、決して悪気があってのことではない。

だから田舎はバカの集まりだなどと揶揄されるのかも、しれないが。

これなどは狭い地域で似た者同士が互いに制約されることもなく自由に畑を耕して自己満足の中で長年日々を過ごしてきたことによって、同質的体質化が進み他人の目など気にしない、田舎暮らし特有の団栗の背比べのような村社会の構造が、出来上がったことによるものであろう。

そして同質化は村人たちの血や肉となってまたそれが、自覚できないほどに心身の奥深く浸潤し見た目は多少違っていても中身は全く同じな、金太郎飴のような田舎者が出来上がって、いると言う訳である。

同質化はまたものの見方捉え方において画一的になり、主観的な傾向が強い。早く言えば自分の意見を持たず他の人の意見に追随することが、多いのである。たとえば何かの話し合いの時などに、誰か一人おおきな声でこうだと言えばただちに全員その意見になびいてしまう、のである。

そんな体制が良いか悪いかは分からないが、中国やロシアよりはましであろう。それで百年二百年集落の維持をしてきたわけだから、これはこれで意味あることではないだろうか。

移住してこられる方は言葉の壁に加えこの体制に通底している同質化主観的体質を頭では理解できるだろうが、肌身で感じ捉えることはおそらく、不可能であろう。それができれば立派な田舎者の出来上がり、である。

定年退職後に悠々自適に田舎暮らしを楽しもうと思っている方もいるかと思うが、田舎暮らしは田舎者にとって心地よい暮らしであって、移住してくる方たちのためにあるのではないので、そこら辺りは誤解のないように、していただきたいものである。

8/29日超極早生が初出荷されました。昨年も紹介しましたが、香りを楽しむだけのものです。

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