【級位の認定】
けん玉道の級位は、下記の「級位認定表」に規定されている技を、規定回数
だけ成功させれば認定されます。
<級位受審解説>
・ 日本けん玉協会の公認けん玉を使用する。
(詳しくは、「けん玉の生い立ち」のページを見てください)
・ 受審種目は、必ず、bPから始める。
・ bPからbP0の種目は、10回挑戦して、表の回数成功が必要。
・ bP1の「もしかめ」は、1分間135回以上の速さで行うこと。
挑戦は2回出来る。
《もしかめ:大皿→中皿→大皿→中皿…・・ と、交互に連続的に玉を移動
させる技。 大皿から中皿で1回、また、中皿から大皿でも1回。
詳しくは、「日本けん玉協会のホームページ」へ 》
・ 「もしかめ」は、あらかじめ自分の記録を、支部または本部に登録すれば、
改めて受審する必要はない。
・ とび級は認めない。
<級位認定表>
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | |
種目
級 | 大
皿 | 小
皿 | 中
皿 | ろうそく | とめけん | 飛行機 | ふりけん | 日本一周 | 世界一周 | 灯
台 | もしかめ |
10級 | 1 | ||||||||||
9級 | 2 | 1 | |||||||||
8級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
7級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
6級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
5級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
4級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
3級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
2級 | 3 | 2 | 1 | ||||||||
1級 | 3 | 2 | 1 | 50/2 |
子供や主婦の方のなかでも、一日の内に5級の技まで成功させることが出来る方もいます。
各技の内容を簡単に説明します。持ち方等の詳しいことは、「日本けん玉協会」のホームページへ!
<各技の説明>
・大 皿:大皿のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げて大皿に乗せる。
・小 皿:大皿のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げて小皿に乗せる。
・中 皿:大皿のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げて中皿に乗せる。
・ろうそく:中皿を上にして「けん先」を持ち、下にさげた玉をまっすぐ引き上げ、
静かに中皿に乗せる。赤い玉の場合、成功した状態がろうそくに
似ている。
・とめけん:「とめけん」のかまえから、まっすぐ引き上げた玉を「けん先」にさす。
(詳細は、チャレンジコーナーの<とめけん>のページへ)
・飛行機 :右手(左利きの人は左手)に玉を持ち前に出し、左手に「けん」を持ち
手前にし、ひもが斜め(約45度)になるようにかまえ、前に大きく前に振
りだし、一番遠くまで振れたときに、ゆっくり引き戻し玉の穴で「けん先」
を突きさして受ける。飛んでくる「けん」が飛行機に似ている。
(詳細は、チャレンジコーナーの<飛行機>のページへ)
・ふりけん:「とめけん」と反対。右手(左利きの人は左手)にけんを持ち前に出し、
左手で玉を持ち手前にし、ひもが斜め(約45度)になるようにかまえ、
玉を前に大きく振りだし、一回転してくるところをけんにさす。
だいたい、この技が、『けん玉』から『けん玉道』への最初の壁です。
・日本一周:「とめけん」のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げ小皿にのせ、
続けて大皿に乗せ、最後に「けん」にさす。連続技。
・世界一周:「とめけん」のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げ小皿にのせ、
続けて大皿に乗せ、そして続いて中皿にのせ、最後に「けん」にさす。
日本一周+中皿 の連続技。
・灯 台:右手(左利きの人は左手)に玉を持ち、下にさげた「けん」をゆっくり
引き上げ、玉の上に中皿を下にした状態で立てる。
成功した姿が、灯台に似ている。
・もしかめ:1分間に135回以上のスピードで、2回の試技の多い方の記録。
【準初段】
級位と段位とのレベル差が大きいため、その間に “準初段”位 が有ります。
認定方法は、級位の場合と同じですが、種目と回数は「準初段位認定表」によります。
<準初段位認定表>
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
種目 | とめけん | 飛行機 | ふりけん | 日本一周 | 世界一周 | 県一周 | 灯 台 | けん先すべり | もしかめ |
回数 | 5 | 5 | 5 | 4 | 3 | 2 | 2 | 1 | 100 |
<級位以外の各技の説明>
・県 一周:「とめけん」のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げ中皿にのせ、
続けて「けん」にさす。
・けん先すべり:「とめけん」のかまえから、下にさげた玉を垂直に引き上げる。
次に素早く、「けん」を「とめけん」のかまえからそのままほとんど
水平(すこし中皿の方を下げる程度)にし、けん先の上に玉を乗せる。
この時、穴が真下になるようにし、小皿・大皿の胴部で支えて玉が
落ちなようにうまく乗せる。(手で乗せてみて位置の確認をしてください)
この状態から、ひざを大きく曲げゆっくり伸びながら玉を浮かすような
感じで 「けん」を立てて穴に入れる。成功した形は「とめけん」と同じ。
この時、玉と「けん」が離れると失敗。「けん」の上を玉を滑らせます。
・もしかめ:1分間に135回以上のスピードで、試技は1回の記録。
楽しみながら、根気よく練習してください。
上記、基本技等を名倉良一氏のページでFLASH技術を使ったムービーで分かりやすく紹介しています。是非見てください。