一本松温泉 あけぼの荘   愛南町増田5470

営業時間:11:00〜21:00 休日はなし

 愛媛県の最南端の町にあるこの温泉浴場は、農村環境改善モデル事業によって昭和54年にできた施設の一つである。上にはグランドやテニスコート、アスレチック施設もある。なお場所は、国道56号線沿いにあるので、まず迷うことはない。一本松の北にそびえる四国最南端の1000m峰であり日本三百山の一つである篠山はアケボノツツジで有名で、そこからこの名前をとっていることは容易に想像できる。平成9年にも訪問したのであるが、その時は、こじんまりした浴室ながらアケボノツツジのタイル絵が美しいふるさとの温泉という雰囲気だった。
 このあけぼの荘の温泉浴場が新しくなったと聞いていたので、平成13年の春に久しぶりに訪れた。すると写真のように大きなドーム状の浴場が増設してある。早速入って湯銭を払った。ここも2つの特徴の異なる浴場があり、男女湯が週ごとに交代で入れ替わるようだ。私の入った第一浴場は、黒っぽい石版が床に敷き詰められた落ち着いた感じの浴槽であった。壁には流れるようなブルーの模様が描かれ、直線的な配置の浴槽や洗い場がある。パンフレットによると、第二浴場の方は、温かい茶系統の石風のタイルが床に敷かれ、曲線を基調とした浴槽や洗い場になっているようだ。圧注風呂、気泡風呂、打たせ湯と水風呂、そして普通の遠赤外線サウナと塩サウナは共通にある。
 施設の配置図の通りレストランや休憩室もゆったりしており、宿泊もできる。この温泉の下にある建物では一本松の野菜や果物、観光みやげが売られている。