肱川の上流、鹿野川ダムを見下ろす小高い山は肱川県立自然公園に指定されている。風の博物館や歌麿館もある山頂部にかんぽの宿「伊予肱川保養センター」があった。そこで提供している温泉が深瀬温泉である。しかし、かんぽの宿は郵政改革で多くが処分される中、ここも2004年3月に閉鎖になってしまった。H26に行ってみると、草ボウボウの放置施設になってしまっていた。左の写真は、鹿野川ダムの近くの鹿野川荘から見上げた肱川保養センターである。立地がいかにいいかがよく分かる。博物館なども閉鎖状態で、自然公園は庭園のみが整備され続けているようだった。
すぐ下の幹線道路沿いには鹿野川荘という温泉保養施設、すぐ近くに小藪温泉があるので、あえて山を登って利用しようとはなかなか思わなかった。実際に入浴したのは、ここで私が幹事で同窓会を開いたときである。もう今では建物は建て替えられているのでこの写真も貴重なものとなりつつある。食事も温泉も特に特徴的なものはなく、従業員が素朴な方ばかりだったなというのが印象である。
