さて、この公衆浴場の前にセゾンというパチンコ屋がある。資本が同じであるのだろう、高い塔が建っていてそこと合同の高いネオンが輝いていて、両方の新旧空港線からの目印となっている。私が行った9月には、50台ほどとめることができる駐車場は満杯であった。チケットを自動販売機で買ってフロントに持っていく。フロント前のロビーは、テレビを見るための青のソファーと、その奥のピンクのソファー(禁煙席)があり広々としている。その奥には軽食やビールなども出す区画もある。
チケットを自動販売機で買ってフロントに持っていくと、靴箱のカギと交換で、脱衣場のロッカーのカギを渡される。ロッカーはなかなか広いが指定のものしか使えないことになる。たしか、個人契約できるロッカーもあったようだ。
浴室は床や浴槽は御影石でできていて、洗い場に続いて広い主浴場が左手にある。右手には水深が120cmもある立位型のマッサージ浴槽が3つならんでいる。
露天風呂は、床は安山岩で良い青石がなかなか立派に組まれている。周りの竹がプラスチックなのが気にはなるが(管理上仕方がないのかもしれない)、屋根の造りや石組みなどなかなか本格的な造りである。照明も適度で、露天風呂は石組みを背にしているが、それに対峙するように打たせ湯があり、なかなかいい雰囲気で湯に打たれることができる。
サウナは広く遠赤サウナなのに100℃近くあってなかなか強力であり、テレビもついている。水風呂もゆったりしているが、私が入ったときは水の交換が遅いのか生ぬるく、おかげで小学生の遊び場となってしまっていた。
他に1500円で、3時間までゆったりできるビジネスルームというものが利用できる。大きな脱衣ロッカー、立派なリクライニングソファー等があり飛行機の待ち時間等に使われるのであろうか。広いロビーにはゲームコーナーや軽食レストランもあって、パチンコ客の子守の空間としても使われるのかもしれない。平成27年に行ったときには、正面に写真のような家族湯とホテルが増築されていた。ここではかなり高価だが韓国の伝統民間療法である「よもぎ蒸し」のエステ施設もあるようだ。「おもてなしの湯」という足湯や「ゆららわんわん温泉」という予約制の犬用の入浴施設も出来ていた。
さて、この温泉浴場にはマスコットキャラクタがいる。右の河童である。この施設の至る所にこのキャラクタが貼られており、注意書きなどの雰囲気を和やかにしているようだ。主に「ゆらくん」がつかわれており、ちょっと無理のあるネーミングの妹?や父母はあまり目立たない。