ロビー横にはビールや軽食のサービスのある喫茶コーナーとマッサージ室がある。脱衣場には、中央に籐のベンチが四つあり、百円がかえってくる薄緑のロッカーが60ある。よく見るとその番号は不規則に飛び、75まであるのが不思議である。これらのコインを入れるロッカーは使い勝手が悪い。入れるときはドアを閉まらないようにするために片方の手を使う必要があるし、戻るのを忘れてしまうことがある。この日は他の客に忘れていたことを教えてもらった。脱衣場の天井にも蒸気ぬき兼明かりとりがあり、良い雰囲気だがファンが作動するとやかましい。自動ドアを開けて浴室に向かう。トイレもある洗面所兼体ふき場を通り浴室に入る。浴室はチョット大きい銭湯と同じくらいで、天井には蒸気ぬきもちゃんとある。落ち着いたクリーム色のタイルの壁には丸い照明がバランスよく配置されている。縁が黒御影石の白湯とバブルは一般の銭湯なみである。サウナもありその中にはテレビこそあるが、遠赤ではなく敷きタオルも熱い。一応露天風呂もあり、打たせ湯が一筋落ちている。この打たせ湯は強さはなかなか良いが、まわりの壁はノッペリだし、植木の手入れは悪い。かろうじて壁の上の方に見える小山は手入れの悪い葛などが茂る小山でうんざり、露天風呂という名前のために仕方なく作った空間のようにも思える。ただ、別室にあるトロン浴室だけが、ここの目玉であるようである。気泡湯となっているトロン温泉には効能書きもしっかりある。パンフレットにもたっぷりとトロン湯についての説明がしてあるが、はっきりいって私には納得のいく説明ではない。まあ、他の温泉も効能については似たようなものであるが..。この浴室の注意書きは「寝ないで下さい」くらいであるが、温泉で寝るこの楽しみをあえてそんなに強調するのはあまりいい気がしない。
この温泉浴場には、全20室もの休憩宿泊のための風呂付きの部屋(90分2500円、宿泊5000円)があり、内6室にはサウナもある(+500円,+1000円)という。また、テレビとリクライニングマッサージ機のある12室もの特別休憩室というしきり部屋がある。この温泉浴場はこれらの施設が充実しているが、微妙な地理的条件にあって、どの層の人をねらった運営なのかまだ分からない点が多が、興味あるコンセプトをもつ新しい温泉浴場である。(H12.8.24) ここはゆとりあ温泉と姉妹温泉である。
