清水湯 (松山市 清水町2-14 確認H8)

営業時間 15:00〜23:30 休日は第1・3月曜日

 城山の北、平和通りのディックの前の三叉路を北に少し行くと、すぐに右手に路面電車の清水駅がある。そこからすぐ北に清水湯が見えている。外見は普通のこじんまりした銭湯である。脱衣場は狭いうえに、やたらついたてなどある。客もとぎれることはないのでさらに狭く感じる。おそらく最近、改装したのだろう。なかなかモダンな銭湯である。内装もだいたい新しいが、ただ体重計だけは超古いものがある。
 浴室もカラフルで現代的だが、気になるのは浴槽と洗い場の間にある、赤御影の大きなついたて状のしきりである。ただでさえ長細い浴室なのに、このしきりのおかげでずっと窮屈な感じがする。浴槽は4つに仕切られており、手前から気泡風呂、普通の風呂、超音波風呂、水風呂の順で並んでいる。普通の風呂と水風呂は深めの風呂で、この二つは水底のタイルの青色が他の二つよりも濃くなっていて深さが視覚的にわかるようになっている。カランは従来のものである。奥のサウナは、3〜4人掛けだが狭い。オリンピアの遠赤外線を発生させる最新式(70〜80℃で100〜110℃の効果と書いてある)で、確かに発汗もよい。
 この付近は大学生が多く住んでいる地域なので、学生などの若い客が多い。現代的に改造してきれいでモダンな銭湯となっているが、前述のついたてだけは、低い天井と相まって風呂に入っていてゆったりするという大きな楽しみをかなりスポイルしており残念である。銭湯の北隣の空き地には、車が何とか三台ほどはいる駐車場がある。そこから空を仰ぐと、新しくなった銀色に光る煙突ごしにオリオン座が見えていた。