三島湯 (松山市 萱町4-6-5 確認H9)

営業時間 15:00〜22:00 休日は5日,20日

 国道196号の本町4丁目交差点を西に曲がりまっすぐ進むと、突き当たりがこの銭湯である。すぐ裏に回ると、ゴミの流れる用水路がある。高い建物がその周辺にないので、三島湯と書かれた白い煙突がよく見える。
 脱衣場の右奥のサウナは、入ると80℃でほとんどその効果がないのですぐに出た。浴室は全体が白基調で電灯も多いので明るい。入ると旧型の固定シャワーのある洗い場の白いついたてが突き出てている。その裏の打たせ湯は、しずくよけのサッシにカーテンのあるもので一時のはやりでつくったものであろう。普通の浴槽の壁側中央にある湯出し口は、橋の欄干のような形をした粋なものである。しかし、実際に湯が出ているのは、その下の穴である。その奥の浴槽には今日はワイン色の薬湯が張ってあり、腰掛けてバブルジェットを楽しむことができるようになっている。さらに奥の岩風呂は良い石を使った本格的なもので、気泡風呂になっている。側壁にある八つほどシャワー付きの洗い場の上にも一列に蛍光灯があり、とても明るい。タイル絵などはなく、サッシで囲まれた左奥の空間は、現在はタイル敷で何もない。多くの銭湯で庭にしているこの空間は一体何に使っていて、これからどのように使うのだろうか。
 外には、自動販売機が数台あり、自転車が縦にならべれるくらいのスペースがある。客も比較的多く、特に自転車で乗り付けている客が多い。この通りを南下すると、万国旗が屋根々をつなぐ活気のある萱町商店街がある。私はこの雰囲気が好きで、何を買うわけでもないが何度もこの通りを歩いた。その萱町商店街をはさむように、ずっと南には青葉湯がある。