青葉湯 松山市 萱町2-2
営業時間 14:30〜22:45, 休日は1日,16日
駅前通りから本町と平行に北にのびる活気ある萱町商店街を挟むように2つの銭湯がある。4丁目(北)の三島湯と、2丁目(南:駅に近い方)のこの青葉湯である。
青葉湯は、交差点の一角にあり、道を挟んだ銭湯の横の一角は駐車場になっていて、そのうち4台分程度がこの銭湯の駐車場になっているようだ。回り込むと煙突が見える。下の方は光沢のあるこの煙突は、最新のものかもしれない。
中に入り、番台に湯銭を渡して、一般的な脱衣場に靴を脱ぐ。番台には小さなテレビがあり、しきり壁の上にも客用の大きなテレビが据え付けてある。番台の上にはタオルなど各種の販売物をつるすボードがあって、どうも古いものを完売した後も使っているらしく、なかなか時代を感じさせる風情がある。脱衣場の広さも一般的で、中に小さなボックスサウナがある。4人ほどが座れるこのサウナは、中もきれいでタオルもさっぱりとしていて気持ちがいい。
浴室には壁絵はないが、正面奥の壁に1mくらいの西洋風立花の絵のあるタイルがあり、側壁にはその半分くらいの大きさの花のタイルが5つくらいある。しきり壁に沿って中央に二つに仕切られた主浴槽がある。奥隅の浴槽は奥が電気湯で手前が気泡湯のバスクリンの入ったマルチ浴槽である。そして、その横、中央奥に水風呂がある。その横はガラス張りの露天庭があった跡が残っている。露天と入ってもよく見ると空がわずかに見える程度で、この時は赤いハイビスの鉢が置いてあったが、掃除用具置きにもなっている。
仕切りは上半分がランダムカラーの半透明のアクリル性、中央にしっかりした大きい柱があり、地震には強そうな構造だ。その柱に30cmくらいの真鍮の獅子の頭があって、そこから湯を吐き出している。しかし、接続が悪いのか不自然な出方ではある。その前にもステンレスの立派な湯出し口があるので、獅子はもっぱら装飾的な役割なのであろう。
天井は中央が低くなっている構造で、男湯の外壁上には二つの換気扇が回っている。女湯の外壁上には蒸気ぬきらしきものも見えるが、確認できない。以前の訪問では、入って左の洗い場にはシャワーがなく、右の洗い場にはホース付きのシャワーがあったが、今回はそれは確認していない。
(H13.11.24)