国道５６号線で松山市内に入り、ＪＲ松山駅方向に左折した交差点のすぐそばにこの銭湯がある。駐車場もあるが、常に満車のようである。銭湯の上には大きな温泉マークの看板がある煙突があるのでそれが目印にもなる入り口にはのれんが一つ下がっている。そののれんをくぐり、靴を脱ぐと、女湯と男湯の二つの入口がある。籐敷きの脱衣場もゆったりしている。入ってすぐ目の前にあるロッカーと、右サイドのロッカーは契約者用のものである。左サイドは一般のロッカーでこれらのロッカーは緑に塗られたスチールロッカーである。番台のすぐ横に用具と飲み物の棚がある。
浴室も広く、天井も高い。湯舟は御影石で湯舟の底は大理石である。手前の普通湯は熱く、奥は手頃な温度であった。その間に御影石の湯出し口がある。浴場の中央に階段があって、登ったところに広いサウナがある。座席が２段になっていて十数人は座れそうである。熱気は座席の後ろから出ていて、気温は１０２℃くらいだが、湿気のせいかそれ以上に暑く感じた。奥の窓からは洗い場や脱衣場まで見渡すことができる防犯上有効なつくりである。朝風呂も楽しめ、駅前にあるので、朝から多くの客が入っている。朝は多くの人が飲み疲れた体を投げ出してへたっている姿が多く見られる。もんもんの兄さんも多い。森末で設計会社をやっている銭湯好きのＮさんのお気に入りの銭湯でもある。
平成26年に再調査をすると、廃業したと聞いた。JR駅と市駅との中間地点にあっていろいろとお世話になった銭湯だったが、立地が良いだけに他のもっと儲かる店かビルになったのだろう。残念！
