それよりも驚いたのが温泉だ。地下1000mから湧き出た希少な泉質の温泉と石鎚の霊泉を使用しているということで、一応、泉質は含鉄U・二酸化炭素−ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・塩化物温泉(等張性中性温泉)ということになっているが、これが単純泉やナトリウム塩素泉が多い愛媛県の温泉とはひと味違う源泉を持つ。その良さを活かすためにテルマニウムという怪しい部屋がある。入口の両横にある丸い部分がそのテルマニウムで、スチームサウナの中央に源泉の浴槽がありこれが人気のようである。私は温泉は味をみるようにしているが明らかに有効成分こってりの私が知るところ四国一の温泉だ。その部屋の天井には星座が光っているし、怪しい音楽(どうせならガムランでも流せばいいのに..)が流れていて異様な雰囲気がある。
他にも信楽焼や樽の壺風呂、シェイプアップバス、歩行湯、遠赤外サウナ、マッサージシャワー(ひもを引くと上の樽からお湯が落ちるというその効果が眉唾のしくみ)などがある。湯出し口も女性の水差しやカエルの像(ちょっと安っぽい。苔をつければバリらしい)から出ている。
休憩室も南国っぽい演出がしてある。休憩室の外にはライトアップされた庭園(写真)があって、これも水を張った池などはバリっぽい。苔をつけて花びらを浮かべればもっとそれらしくなるが、どうもこの庭園は喫煙室のようだ。新居浜人がいい加減なのか喫煙者がずぼらなのか、そこに置かれているテーブルには飲み残しの缶やコップなどがそのまま置かれている。これくらい日本では後片付けすると思うがどうだろう。200円のマッサージ器を使ってからPANASを出た。
なお、このPANASは、東予温泉いやしのリゾートと姉妹施設だそうだ。