ビデオ撮影と編集のページ   〜H26.9


ついにHDハンディーカム
 DVでのビデオ撮影についてはそろそろ切り上げて、HDだろうなと思ってはいた。しかし、動画編集環境がまだ整っていないので二の足を踏んでいたわけだ。しかし、様々な文化行事の撮影はできれば高画質を残しておきたい。編集はまだ先としてもそのときに撮れるものは一度だけだから、HDビデオカメラを買うことにした。PanasonicやVictorもいいカメラを生産しているが、決定打となったのは暗所での撮影性能。Exmor Rを搭載して暗所でもノイズの少ない高画質ハイビジョン撮影が可能なことだ。私の場合、室内や夜の撮影ってけっこう多いからである。買ってみると心細くなるくらい小さくて軽い。しかし撮ってみると今まで観たこともない高画質できれいに撮れる。驚くべき技術の進化だ。ということでSDに様々な撮影データが蓄積している。
 
DV-CAMカメラへのさらなるグレードアップ
 2007年9月、お祭り撮影のために、ついにソニーのプロ仕様であるDV-CAM機の購入に踏み切った。コンシューマー向けのハイビジョン録画機がどんどん発売されており、私自身もハイビジョン録画に興味があったが、ハイビジョン記録の規格がいっこうに決まる気配がない。しびれを切らしてのグレードアップの選択である。DV-CAMは、ずっと気になっていた規格であるが、不安もある。そこで、外観、操作性がDCR-TRV950と酷似しているDSR-PDX10を購入した。基本的な使い方はTRV950と同じで、もちろん電池も同じなので、平行して使用するには最適な選択である。ただし、それだけの画質向上が得られればの話である。確かに、録画したものを比較すると自然な色が出ており、画質もしっかりしている。が、最高で40分しか録画できない高価なDV-CAMテープの使用を考えれば、先々が心配でもある。このカメラの購入と同じくして、三脚もプロ仕様に近いしっかりとしたソニーのVCT-1170RMを購入した。この三脚は、ソニーのリモコン三脚としては最上位機種で、価格も次の機種の870RMの3.7倍以上もする。実際、操作性も安定性も格段によい。しかし、3.3kgの重量は取り回しが大変で、最初の撮影では、移動中にマイクのスイッチを切ってしまい、無音撮影をやらかしてしまった。
 
3CCDビデオカメラへのグレードアップ
 TRV7は決して使いにくいビデオカメラではなかったが、よく見ると画像に定期的にわずかな乱れができるのが気になりだした。また、何故かこのTRV7を含め、ほとんどのビデオカメラがカセット交換に三脚からはずす必要がある。ミニDVは最長でで80分しかSP録画できない。イベントや行事を録画していたら、3〜5本は交換する事になり、その間の画像が記録できないばかりか、いちいち三脚からはずして交換するのは煩雑になる。そして、平成13年夏のアマチュアコンサートの録画の時に、急いでテープを交換していて、マイクのコードがはずれかけたまま録画する失敗をおかしてしまった。
 そこで、標準サイズのDVが使えるカメラか、三脚に取り付けたままカセット交換できるカメラを検討していたが、TRV7とインフォリチウム電池も共有できる事もあって、3CCDの名機TRV900の購入を決めた。このDCR-TRV900は、38万画素×3CCDにより、動画はもちろん静止画もそこそこの画質である。発売から3年半近くたつにもかかわらず、H14冬でも現行製品ラインナップに残る人気の名機である。実際手にして使ってみると、ソニーの技術陣が、いかに思い入れを持って作ったビデオカメラであるかが、ひしひしと伝わってくる。

 しかし、この名機も使っているうちに2点の欠点が鼻についてきた。一つ目はかなりの機械音が入るということである。もう一つは夜間撮影でオートフォーカスが時折効かなくなることがあることである。その対策として買ったのが、後継機DCR-TRV950である。確かにこのカメラは、TRV900の欠点を見事に克服している。
 さらにサブ機として、3CCD機であるTRV-HC1000を購入した。購入後すぐに落として修理する羽目になったが、これも文句の付け所のないビデオカメラである。SONYばかりなのは、リモート三脚が使えることと、今のビデオ編集環境で問題が少ないということが理由である。
 ビデオカメラのアクセサリーとしては、付属のマイクをグレードアックするために、ソニーのコンデンサマイクロフォンECM-S959Cを購入、三脚はリモコン付きのVCT-870RMおよびVCT-D680RMを購入して、安定した映像と音がとれるよう配慮した。
 

DVノンリニア編集への道
 長い間、コンピュータだけでも目が回る忙しさなので、ビデオ関係には手を出すのをひかえていた。しかし、パソコンでのノンリニア編集元年といわれる平成10年、地元の八西CATVとともに職務でDV編集の仕事をする事になった。そこで、八西CATVの編集室でそこの職員と相談しながら業務用のパソコンで番組編集をしているうちに、ついにノンリニア編集をやることを決心した。さらにこの年、「愛媛の銭湯博士」という名目で、南海放送のテレビ番組に出演。2日にわたって、県内の銭湯をカメラマンやアナウンサーと駆け回り、ビデオ撮影の方でも貴重な経験をした。
 さて、問題はDVノンリニア編集用のパソコンの購入である。もっているDVカメラがPanasonicなので、DV-Raptor搭載DOS/Vか、SONYのPCVシリーズか悩んだが、将来のAVとPCの統合を考えて、ついにPCV-R70を注文した。しかし、発売3ヶ月目にもかかわらずR70は生産終了。次機種であるPCV-R71L5(H11.02発売)を11月13日に購入した。このパソコンはPentium 600MHzのCPU、27GのHDD、ギガポケットというTV番組記録ソフトもつき、編集ソフトとして高度なノンリニア編集もできるアドビプレミア5.1が標準で入っている、当時最先端のPCであった。
 そして、平成12年8月のライブのビデオ編集を機に、ついにノンリニア編集を開始した。やがて、10分の編集で、作業用も含め約4GB必要なハードディスクの不足を痛感し、内蔵ハードディスクを60GB増設した。画面も狭すぎるので、ディスプレイも飯山の21インチとして、一応はDV編集に必要な機器をそろえた。

 
アナログビデオカメラ:Hi8からDVへ
 Hi8のテープを整理し、VHSに落とすために平成12年1月、Hi8のビデオカメラを2台中古で購入した。最初、フジのFS−1と日立のVM−H39である。VM−H39は、Hi8としては高性能の小型ビデオカメラなので、地域行事などを取っていたが、DVビデオカメラ購入に伴い、現役を引退してしまった。
 最初のDVビデオカメラは、使いやすい機能がを持ち、最も安価なPanasonicNV-DE3を中古で購入した。しかし、SONYのパソコンでのノンリニア編集で、うまくキャプチャできないので、急遽、SONYのDCR-TRV7を中古で購入した。