DVDレコーダー創世記  H24.12更新


2006〜2009   デジタル化への移行   

 2006年は、多くの県で地デジ放送が開始され、テレビ・ビデオ機器のデジタル化対応が本格的に進んだ年であった。早々に飛びつくと高くてトラブルの多い製品に悩まされるのは世の常です。2011年までは番組のほとんどはアナログ放送と同時放映なので、気にもとめていなかった。が、そろそろデジタルにも対応した、HDD-DVDレコーダーをネットで購入した。RD-X5ともネットでやりとりもできる(遅いが)、ダデジタルチューナー搭載のRD-XD92Dである。さらにBSアンテナを設置して、ワイド画面のデジタルハイビジョン放送を受信できるようになった。もともと使っていた36インチテレビ(SONY)は、ハイビジョン対応だったので、その美しい画像をすぐに観ることがでるようになった。

 しかし、デジタル番組は録画に対してややこしい制約があって、面倒なことこの上ない。時代にマッチしない著作権によるプロテクト技術が数々導入され、一般人には訳のわからない状態になっていて、結局利便性が感じられない困った時代になっていたのです。
 2007年になると、CMカットがきれいにできるというRD-S300を購入した。CMをカットするというだけで、未だに民放の録画のエアチェックに使い続けていたVHS機Panasonic NV-SV1は、ついにエアチェック機を引退することとなった。とはいっても、地方局の番組では完全なCM検出はできない。

 デジタルHD放送は、編集、保存のため媒体としてはあまりに問題が多い状態でした。CPRM制限のかかるVR保存は、メディア互換性がないようだし、BDはメーカー側が自分で首締めして普及を妨げる形だし、DVDへのハイビジョン映像の書き込みこそほとんど互換性がりません。結果として保存用として使えるのはDVD-Video方式だけなのです。ということで、画像安定化装置にお世話になりせっせとDVD-Videoを薬しかないのでした。
 また、地上波放送の質も落ちて観る番組がほとんどCSやBSなどの衛星放送になってしまいました。必要な情報のみを切り取って活用、保存する時代となった今、制作側はそれに応じた番組や情報の提供を考えるときで、先進国主導の論理に基づいた現状にあわない著作権に関する古い法の弊害は、まだ続くことになるようだが、いずれ新しい情報活用の時代がくることを信じよう。そしてついに、2011年7月24日午後0時にアナログ放送停止の日が来ました。しかし原発のお膝元のわが八西CATVは、独自に5年間アナログ放送を流しつつけるのでした。
 そうして、ぴったり録画のできるデジタル対応機PanasonicのDMR-EX350を購入して、VHSのDVD化計画も進めています。

2001〜 VHSからDVDへの移行   

 VHSビデオのカビに悩む私にとって、DVD−R記録に対する欲求が高まってきた。そんなとき目にとまったのが、HDD記録+DVD録画のビデオデッキPanasonicのDMR-HS1でした。その記録時間の長さと記録される画像の品質においてHDD記録もエアチェックマスターとして気になっていました。しばし悩んでから、早速平成13年末にこのデッキを購入し、ビデオ記録のDVD化に移行し始めました。

 次に購入したのが、東芝のRD-XS40である。このレコーダーは、ネットをつかって入力等をパソコンでできるという世界初のネットHDD&DVDレコーダーだったので、とても面倒なリモコン入力にうんざりしていた私はすぐに飛びついのです。東芝機の欠点は、タイトル分割が面倒なのと、DVD-Rへのぴったり書き出しができないことでした。そこで、リモコンのバカになったHS1を引退させ、1F用と2F用にDMR-R90HDMR-100Hを購入して、一般の番組のマスターにすることにしました。

 XS40は、スカパー専用として使っていましたが、かなりの番組を記録するので、その整理が課題でした。DVD-RAMで整理していましたがとても面倒でありトラブルもありました。そこで、次に目移りしたのが、東芝のフラッグシップRD-X5でした。600GBという十分なHDD容量、フォルダ機能に加えてスカパー連動、そして強力な画質向上機能のある充実したレコーダーでした。そして、東芝機の長所であるタイトル結合、ネット活用も充実しています。DVD扉の不備で使い物にならなくなったRD-XS40に変わってスカパーのマスター機として使っていました。ただ、2度のHDDクラッシュを起こしています。(平成12年夏引退)