Pioneer PL-50 と PL-50LU パイオニアの中堅ダイレクトドライブ・レコードプレーヤーを2台所有しています。両方ともオイルダンプ機構付きの、シンプルで安定した性能の製品です。外観的な違いは、LUの方にアームの上げ下げのボタンが付いているくらいでしょうか。
DENON DL-103 DENONがNHKと共同で開発したという、あまりに有名なMCカートリッジです。低音から高音までフラットな音が得られます。針圧が4gと大きいので、針飛びには強いのでしょうが、レコードの摩耗が早いかも。また、MCだけに、針の交換が面倒なのが欠点です。
SHURE V-15 TYPEV ジャズ聴きには定評のシュアーのMMカートリッジの名機です。発売当時は、優等生のTYPEWに対して、じゃじゃ馬のTYPEVといわれていました。銀色の派手な外装が特徴で、元気なジャズやロックを鳴らすには最適のカートリッジでしょう。
YAMAHA MC-5
ヤマハの中堅MCカートリッジで、素直な音が鳴ります。あまり情報はありませんが、すっきりとした音で、ロックなんか聴くのにはいいとのことです。しかし、偶然手に入れたカートリッジなので、予備としてストックするだけで、ほとんどこれで聞くことはありません。
Luxman L-570 (プリメイン) ラックスマンは、いろいろなアンプを製品化していますが、このA級プリメインアンプシリーズは、その中でも最もポピュラーなモデルでしょう。1989年の発売当時、このシリーズの最上位機種(定価35万円)であったL-570は、純A級で50W+50W(8Ω)の出力があります。そして、低インピーダンスの強大な電源、MC/MM独立フォノイコライザー、超大型アルティメート・アッテネーター等々、贅沢な部品をふんだんに使った高品位のアンプです。そのため、想像を絶するとんでもない重量(30kg)と、暖房器具か!とつっこみたくなるほどの発熱(ラックに収めると夏場は熱暴走する)も特徴になっています。数年前、電源が途中で切れるトラブルがあり修理に出しました。古いモデルなので寿命かと心配しましたが、さすがラックスマン。きっちり直して、故障の説明と交換したコンデンサともに送り届けてくれました。一般の企業生産物は経済的な理由で一定期間で壊れるように作られているようです。でも、機器を愛する者にとって一生使える物が理想です。このラックスマンの姿勢こそは消(浪)費社会の是非を考えさせてくれます。今でも、シアタールームのメインのアンプとしてL-570は、クラッシックはLS3/5A、その他はJBL4429を確かな音で鳴らしています。
DENON PMA-390W (プリメイン) 世界的に評価の高い庶民派プリメインアンプ:PMA-390の進化型として「次世代オーディオに対応したワイドレンジ再生」と「繊細さと力強さの両立」をねらった2000年発売の秀作アンプです。普通部屋のメインのアンプとして、主にJBL MR802(たまにBOSE301V)を元気よく鳴らしてくれます。
kenwood UD-E77WSD (コンポ) 長い間私は、SDカードやUSBを介したデジタルオーディオプレーヤーのオーディオファイルが再生できるアンプを探していました。でも、ガジェットならともかくまともなオーディオ装置はなかなか開発されません。そんな中、CDとともにダブルSDスロットをもち、ラジオ番組の録音、さまざまな音楽ファイル形式の再生に対応したこの万能コンポの出現に期待がふくらみました。しかし、今さら中途半端なスピーカーはいらないし中古市場にも出ないし、なかなか踏み切れないでいました。そしてついに、2010年末新品で購入しました。結果としてSDをよく使うので、現在最もよく使うオーディオ装置になっていて、さらにPCと制限なくつながるオーディオ装置への進化を願いました。が、今ではこの機種は生産中止となり、後継機種は、制限だらけのアップル製品に迎合したけしからん代物になっているようです。
YAMAHA A-5(プリメインアンプ) これは、私がはじめて買ったプリメインアンプで、ゴツゴツしたアンプが多い中、スマートで未来的なデザインが気に入っていました。音もクリアで自分が求める性能条件を全てクリアしていました。定格出力40W+40Wでした。今でもまあまあの性能を維持していると思いますが、30年ほど現役から遠のいていました。しかし、ふと仕様を見るとスピーカーインピーダンスが16Ωまで対応している。ダメ元でLS3/5Aに繋いでみるといい音を出すではありませんか。ということで現在復活して、カセットテープやCDなどの昔の音楽を気楽に聴くときに使うようになりました。今見てもさすがヤマハだと感心する品のいいデザインです。さあ、いつまで現役で活躍してくれるでしょうか。
YAMAHA CRX-E320(レシーバー) これが今のところ最も新しいアンプです。最大出力30w+30wの高音質ディスクリート構成パワーアンプで、音楽CD、CD-R/RWに加えて、mp3-CDやWMA-CDなど多彩なCDフォーマットに対応しています。また、USBポートとフロントミニジャック搭載で、デジタルオーディオプレーヤーやUSBストレージから音楽が聴けます。低音の迫力を増し音楽のバランスやグルーヴ感を生かすサブウーファー出力端子もあるのですが使ってはいません。ヤマハならであのクリアな音でLS3/5Aにつないで、読書をするときの音楽を奏でるアンプとして使っています。
その他のアンプやレシーバー
その他いろいろなアンプを使ってきました。左のAU-D607F Extraは、日本のポピュラーアンプとして最も有名なのではないでしょうか。それも実力あってのことで、普通の聴き方をして、全く問題を感じることはない優等生でしたが、ある日電源が入らなくなり廃棄しました。
DENONのUD-M3Eは、CD、ラジオもついたレシーバーです。職場にああるラジカセのグレードアップとして購入しました。しかし古いモデルのため、CD-Rなど、うまく認識できないこともままあります。
DENON DCD-1500SE CDプレーヤーはデジタル機器だけに、レコードプレーヤーやカートリッジのような決定的な音の差はないと思っていました。しかし、やはり入口と出口は最も重要だという大原則に則って一応そこそこの評価がある(BBC2011 No1)の本機を購入してみました。確かに聴き応えのある音の厚みときちんとした定位感が感じられるような気がします。32ビット化されたD/A機構によって中低音域の品質が向上して、内部メカの低重心化による耐震化で読み取り回転音や微振動もほとんど音に影響がなくなりました。USB端子がついていてデジタルミュージックプレーヤーの再生にも対応していますが、WAVファイルが再生できないが残念です。
DENON DCD-755U CDプレーヤーはデジタル機器だけに、レコードプレーヤーやカートリッジのような決定的な音の差はないと思っているので、ほどほどのものであればよいと思っています。このプレーヤーはゴールドをシアタールーム用に買って使っていて、その後ブラックをリビング用に購入しました。リビングのPMA-390Wとの相性がよいと聞いたからです。CDプレーヤーとしては良い働きをしていますが、両方ほど同じ持病があります。たぶん機種病なのでしょうが、空のトレーが開かなくなるのです。ダミーにCDを入れておけば、問題なく使えるようです。
DENON DCD-7.5E DENONの、小型コンポシリーズのCDプレーヤーです。リサイクルショップで捨て値で買いました。しかし、オプティカル出力もあるし、特に問題のない素直な音を拾っています。
DENON DCD-1630G リアル20bitΛS.L.Cを搭載し、ゼロクロス歪のないデータに変換した後にD/A変換するため、ゼロクロス歪が発生しないという特徴を持つDENONの意欲作です。徹底した防振設計が施されており、他にも様々なプログラム機能のついたCDプレーヤーです。
kenwood X-1001
私が中学生の頃からとり溜めてきたカセットテープですが、いずれなくなってしまうと気づいた今から15年ほど前?ある計画を実施した。多くの人が取り組んだMD化です。その実施にはMDラジカセが活躍しました。面倒な作業でしたが、数百ある順調にカセットテープは減っていこうとしていました。しかし、今度は、なんとMDが危機に瀕したのです。ということで、カセットテープのMD化は頓挫し、カセットテープ&MDのデジタルデータ化という新たな作業になってしまいました。その一翼を握るメカとして導入したのがこのカセットデッキです。往年のアカイやナカミチなどの名器も探したのですが、カセットデッキというのは接触動力系があるためにまともな実働機がなかったわけです。このX-1001はまだ新しい(とはいっても20年前)のでさっさとデジタル化したいのですが、ビデオのデジタル化もあり、仕事も忙しくなってきて遅々として進みません。たまに動かしてやらんとローラーも変形しそうだし、頭の痛いところです。
最初のスピーカーは、大学一年のときに当時はやっていたキット制作で作ったスピーカーです。そのうち、ダイヤトーンのDS-25B、そしてオンキョーのM90が学生時代に聞いていたスピーカーシステムでした。
JBL 4429 H24年、念願のJBLの中堅スタジオモニター4429を購入した。名器として有名な4428の後継機種で、30cm径ウーファーとコンプレッションドライバー・ホーン+超高域用小型コンプレッション ドライバーを組み合わせた3ウェイ構成で、ある意味JBLの顔となるだけの実力があるようだ。
Rogers LS3/5A Pro この英国製スピーカーの音色は、とても気に入っています。小さいながらもBBCのスタジオモニターとして、厳しい企画で開発されたラウドスピーカーで、日本でも人気のモデルです。特にこの機種はキャノン端子のプロ用です。効率が悪く、小さなスピーカーなので、大音量こそ出ませんが、定評通りの澄んだ繊細な音を聞かせてくれます。
JBL 4312B MkU
オーディオの目的で購入しましたが今はサラウンドスピーカーとして使っています。
JBL MR-802
本来このスピーカーは、PAステージモニター用のものです。低域には新開発の30cmコーン型ウーファー2022H、高域には100゜×80゜のフラットフロント・バイラジアルホーン2373とピュアチタン・ダイアフラムを用いたコンプレッションドライバー2416H-1を搭載しています。これらのユニットには定評があり、特にJBLのホーンの音を聞きたいと思って購入しました。
PA用なので、大音量でしか本領を発揮しないのかと思って聴いてみると、予想と違い小音量から大音量までJBLらしい伸びのあるメリハリのあるいい音がでます。ということで、お気にいりのスピーカーです。欠点としては、防磁型でないために、周辺1.5m内にブラウン管テレビを置くと、画面が変色してしまうことです。
BOSE 301V BOSEも聞き比べたいと、301AVMという古い機種を中古でおやすく購入したのがきっかけです。性能を確認するためにメーカーのHPをチェックしてみると、ネジ穴部品のナットの強度不足により、クレーム対象製品になっているではありませんか。結果として、新品の現行機種301Vに無償交換してもらいました。価格から考えると、低音の効いたパンチのある元気のいい音を鳴らします。さすがBOSEといった感じです。しかし、JBL派の私としてはこもったような音色と感じるのですが...。
コーラル MA-20D このスピーカーは、移動プロジェクターの音源として購入しました。2つのスピーカー内にそれぞれアンプ(それぞれAC電源が必要)を持っており、集会場程度なら十分の音量で鳴らすことができます。しかし、いじり回すにもかかわらずネットはおろかプロテクター類すら装備していません。いつも、ぶつけたり子どもなどがツンツンしないかびくびくしながら使っているのが現状です。
その他のスピーカー
どれだけの人が、このスピーカーを知っているでしょうか。なんとアンプが定評のサンスイが、なかなか良いスピーカーを出していたのです。特に一番安価なこのLM-011は、ウーファーが16cm、ツイーターが6.5cmながら、上位機種以上の質の良い音を出すので有名だったのです。外観はだいぶ痛みましたが、まだ音はきちんとなります。
バックロードホーン型のスピーカーも2組あります。1970年代後半、私もスピーカーを自作していましたが、そのころ雑誌には長岡鉄男が提唱するバックロードホーン方式の自作スピーカーが流行しているようでした。設計も工作も面倒で私は作りませんでしたが、私の先輩で長岡設計モデルにはまった人がいて2組もらったのです。1つはFOSTEXユニット2連装の大きなもので、もう一つはシングルスピーカーの小降りのものです。聴いてもみましたが繊細な音だと思うだけでバックロードホーンを使う場面も浮かばず、将来の愛好家に譲るためにストックしているといった感じです。構造上丈夫なので、重量物の敷き台としてしばらくは役に立つことでしょう。