アロワナのページ H27.3


 現在は、1匹のアロワナを飼っています。

アジアアロワナ(スーパーレッド)

 紅尾金竜が事故で死んでしまってからは仕事も忙しくてしばらくは自重していましたが、大きな水槽にエンドリケリーだけでは寂しいので、今度は赤に挑戦してみようと平成26年に購入しました。インドネシアチャハヤ産の産で購入時は20cmでしたくらいでしたが、今は写真は30cmくらいになったころのものです。体高もありスプーンヘッドで、唇も十分赤く、鱗蓋には紅がだいぶ現われていると思うのですがどうでしょうか。元気いっぱいですが食が難しく、当初はコオロギやゴキブリを気が向いたら食べるという程度でした。やがて見向きもしなかったミルワームやコアカも少しずつ食べるようになってきました。今は生き餌しか食べません。クリルや人工飼料を食べるようになってくると心配が減るのですが...。 まだまだ気が抜けませんが、これからの色揚げが楽しみです。

アジアアロワナ(紅尾金竜)

 兵庫県淡路島のアジアアロアナ専門店「アジアフリーク」で、平成9年12月に購入。ピンとくる竜魚がいたら購入しようと思っていましたが、数匹の紅尾金竜の中で、元気で一癖ありそうな個体に目が止まり、ついに購入を決定しました。 登録票によると、マレー産で1997年4月3日に13.0cmで輸入されたとある。購入時(12月)で13〜14cmだったからなんかおかしいような気もするが...。名前は「ヌルハチ」としましたが、なぜこの名前にしたかは世界史をちょっとかじった人には分かるでしょう。ご愛敬です。

 購入時には特に鱗の発色はなく、生き餌(シラサやメダカ)以外見向きもしない日々が続きました。でも、食事制限をしていると、クリルも食べるようになりました。そのうち、小さいゼンゴ(アジの子ども)やキビナゴ(2つに切り栄養のある頭と内臓の部分を与える)なども喜んで食べるようになりました。刺身の残り物も冷凍して与えることができるし、牛レバーも一口サイズに切って冷凍し、毎日一切れぐらい食べさせていました。もちろんコアカやシラサ、コオロギも時にはやりますが、近くに熱帯魚店がないので、冷凍物を中心に与えています。特にミルワームやゴキブリなど昆虫は大好物で、おかげでゴキブリを素手で生きたまま捕まえるのがうまくなってしまいました。おかげで一度も体調を崩すこともなく、バランスよく成長しています。

 平成11年秋には、外鱗は第四列まで金色がのってきており、第五列もぽつりぽつりと色が出始めていて、鱗底は緑色がかりブッキメラチックな発色をしています。体高もあり、ややスプーンヘッドでひげもまっすぐに伸び、胸びれ等のヒレ曲がることなくきれいな弧を描いている。エラめくれ等のトラブルも一切なく、状態は今のところすこぶる良いと思われます。

 購入時は60cm水槽で、同じ時期に購入した子ダトニオやポリプテロスをいじめていましたが、20cmを越えたので5月に90cm水槽に移すと、それらとのトラブルはほとんどなくなりました。ふたに激突することもないのですが、2度ほど鱗がとれたことがあります。また、額に傷ができたこともあり、私がいないとき水槽内の突起部分にぶつけているのかもしれません。とがった部分を丸く削る等の配慮はしてやっていました。平成10年11月には約33cmで、だいぶ慣れてきており、私が近づくと餌をおねだりしました。しかし、腹の具合で偏食するので、レバーや、ムキエビ2つくらいの後、最も好むキビナゴの切り身を与えるようにしていました。もう一口ほしそうだと思うところで止めておくのが最も健康によいのは、人間と同じのようです。

 平成11年初夏に150cmアクリル水槽に移しました。水洗いして、もとの90cm水槽の水を入れたのですが、2つのトラブルが発生しました。一つは環境の変化に興奮してジャンプし、右ヒゲを根元からすっぱり落としてしまったことです。2つ目は、目が白濁し鱗やヒレが解け出したのです。目の白濁はかなり進行し、心配しましたが、2度ほど水替えをしたところで直りだしました。ヒレや鱗は再生もワンテンポ遅かったのですが、水換えのたびに確実に良くなり、4ヶ月ほどたったころには、ほとんど元に戻っています。おそらくアクリル水槽などから微量に解けだした化学物質のせいであろうと思われます。ヒゲも半分ほど再生しており、おとなしくしていればやがて元通りになるでしょう。2年目の平成11年の秋には、体高は高くプロポーションもいいのですが、食が細くなってしまいました。生きたゴキブリ(ジャイアントミルアームも)だけは喜んで食べるが、他は気の向いたときにしか食べない。私が動くとおねだりポーズをとるし、見た目は健康そうなので、心配ながらもほっている。現在、ダトニオ、プロキロドス、ポリプテロス・エンドリケリーとおとなしく混泳している。
 平成14年初冬、50cm弱の大きさでほとんど成長は止まっていて、クリルには見向きもせず、3日に1度くらい数匹のキビナゴを食べる程度です。体も健康そうで色つやも良かったのですが、残念ながらお亡くなりになってしまいました。冬に突然ヒーターが故障してしまい、仕事で忙しくて気がつくのが遅すぎたようです。これを反省してヒーターはダブルかトリプルで設置するようにしました。


ブラックアロワナ

 ブラックアロワナは、アロワナの中では最も神経質だそうで、飼い方がすぐに現れるとも言われています。とはいってもディスカスなどと比べれば、水質や水温に神経を使う必要もないといいます。シルバーアロワナについては、さまざまな失敗があってもエラめくれくらいで、すぐに復活してくれたので、それを練習台としてアマゾンのアロワナの飼育にも不安は感じません。ということで、ヨークサックのついた個体をさがしていたのだが、1年ほど待っても四国には入ってきません。平成10年8月末に宇和島の木村ペットで、1匹のブラックアロワナに出会っいました。ヨークサックこそないが、8cmの傷一つない小さなブラックがディスカス水槽で泳いでいたのです。ヒレもまっすぐで知りビレも長くそろっており、色つやもよく健康そうです。アロワナなどの大型の魚は後を考えて購入することが必要ですが、つい購入してしまいました。

 最初は35cm水槽で、とりあえずファイブプランの「アマゾンの水」で水質調整して、co.ステルバイとともに飼育開始しました。10月には60cm水槽に移転してダトニオJrと仲良く?泳いでいました。9月中頃には10cmを越えました。ブラックアロワナは神経質なので単独飼育がよいとはいいますが、私の考えでは単独飼育はわがままな魚をつくることになるので、将来のことも考えておとなしい魚と混泳さすことにしました。時々コアカやアネアカも入れたり、宇和町産のタニシも入れたりして残餌の清掃をさせたりしました。

 店の人は赤虫を食べると言っていたので、半ねりの赤虫を5mm適度に切って与えました。冷凍赤虫はよく食べるが半練りの方が栄養があるので、最初は半練りを与えてほとんど食べたら赤虫を与えました。大きくなるとヒカリのフレークを2つに折ってやっていましたが、そのうち1つそのまま食べるようになりました。クリルも好きなようなので、食べさせています。

 トラブルといえば、9月半ばに水質の悪化によるものがありました。一緒に泳いでいたグラスフィッシュが全滅し、コリドラスも皮膚が白くくもってきてヒレも荒れてきました。アロワナもヒレが解け始めて餌も食べなくなってきたので、アロワナには好ましくないと言われる薬浴(グリーンF)をだめもとで決行しました。最も悪化したときは背ビレがほとんど解け、あれほどスッと長かった腹ビレもなくなってしまいました。しかし、数日でコロドラスもアロワナも快方に向かいました。餌も食べるようになりましたが、アロワナは背ビレが下がり、背骨が曲がってしまい、もしかするとずっとその状態になるのではないかと心配しました。しかし、その後元気よく育ち、健康な状態にもどっていました。腹ビレも一方の根元部が少し曲がっていますが順調に伸びてきました。

 アジアアロアナを150cm水槽に移したころには、20cmほどになっており、そのまま開いた90cm水槽に移した。30cm程になった頃、職場の120cm水槽に移しました。このころがブラックアロワナは一番きれいで、ひれの色が様々な色に輝いて変化していきます。これがブラックアロワナの醍醐味で毎日のように眺めていました。50cm程になって成長が止まると色はくすんできまましたが、シルバーと違って目だれもせず、おとなしいので多くの人にかわいがられました。そして平成13年夏、その生涯を閉じました。あれほどきれいに大きくなったブラックアロワナはショップでも見たことがありません。職場の玄関に置いていたので、ストレスも多かったかも知れません。条件によってはもう少し長く生きたかもしれませんが、おおよそ天寿を全うしたと思っています。