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山元 八郎 さん ・・・平成23年9月5日・・・

台風12号の影響で家屋や農作物など、甚大な被害を受けられた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。亡くなられた方々へのお悔やみを申し上げます。

例年の事ながら台風が接近すると、島国の日本列島は、大しけとなり、磯釣りや船釣りが出来無くなる。集中豪雨で川は濁流となり、鋭い牙を剥き出しにして暴れる。アユ釣りも10日以上は駄目で、釣り具関係者や釣り人にダメージを与えてしまった。

そんな中でも、比較的安全で釣りが出来るのが、周囲が山で囲まれている鳴門市にある内の海だ。風が強くても竿さえ振れる状況なら、カセやイカダでチヌ、マダイ、サヨリ、アジなどが釣れ、何処も釣りが出来ない日でも、釣り人を楽しませてくれる。台風12号は徳島県を直撃したが、9月3日を除いては釣りが出来た。

9月4日、台風の荒れ後は濁りが入り、入れ食いが期待出来た。吉野川市の尾島宏さんを誘って鳴門市堂の浦【細川渡船】へチヌ釣りに出掛けた。まだ雨と風は強い予想だったが、幸運にも海は穏やかでベタナギ、今回は最も潮通しのよい6号カセに上がり、赤土にサナギを混ぜてダンゴを作り、底に落として魚を寄せてから仕掛けをセットする。

サシエはシラサエビ、オキアミ、ネリエ、コーンを使い、ダンゴの中にサシエを入れえ底に落とし、サシエを抜いて流して穂先に出るアタリで掛け合わす。すぐにアタリは出たものの、フグの猛攻である。ダンゴの中にサシエを入れて探ればフグしか釣れず、シラサエビを刺し5b程前に投げて、穂先にググッとアタリがあり合わすと、キスの17aが掛った。

今回の台風は、のろのろで長時間暴風雨が続き、チヌは安全な場所に非難しているのか、それとも濁り過ぎか不安だった。そこで場所移動をも考えて居た時に、尾島さんの竿がきれいな弧を描き28aのチヌを取り込んだ。不安もふっ飛び、ダンゴの中にシラサエビを入れて園に落として待っていたら、プロ山元穂先中調45がチヌのアタリを明確に捕らえた。

チヌ独特の嬉しい引きを楽しませてくれたのは、30a級の黒っぽい本命である。1匹釣ればいつもながらほっとするもので、さらに追加しようと気合が入り、同型をゲット出来た。尾島さんも一回り良型チヌを掛け3匹目、私は4匹と順調に竿を曲げていたが、潮が早くなり釣りずらくアタリは遠のいてしまった。

潮変わりに期待していたのだが、なかなか変わらず午後2時過ぎに緩くなってから、ボラの活性が高まり、途中でダンゴがバラけてしまう。チヌ釣りでは、鯔は有りがたい魚で、ダンゴを混ぜ返してくれ、遠くからチヌを集める事になる。ボラとチヌのアタリは微妙に異なるが、見分け方が難しく穂先に集中して狙わなければならない。アタリを判断して合わせる瞬間が,カカリ釣りの楽しさであり醍醐味である。

この日もボラが廻遊してきてから、チヌもボチボチと釣れ出した。穂先を抑え込むアタリが出ると、本命と思い合わせも強くなる。竿に伝わる衝撃、コン、コンと竿に出る引きは最高であり、姿を見た瞬間、銀鱗きらめく美しい容姿に感激する。まだ台風の影響か雨雲たれ、降りそうなので、早めに切り上げようとしたとたんに、チヌの入れ食いとなり26a〜30aを11匹釣れた。

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