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澤原 さん ・・・平成19年4月13日・・・(前編)

ど素人チヌ釣り一直線!

2007年4月13日(土)中潮(晴)

 今日は、細川渡船の船長に前から約束していたダンゴでのチヌかかり釣りの練習をさせてもらった。

 驚いたことにダンゴの主たる材料は、なんと土である。
前から渡船にたらいが置いてあり、そのたらいの縁に茶色い物が付着していたのが土だなんて・・・。
船長に『これは、甲子園の土ですかぁ?』と冗談で聞いてみたら、笑いながら『ちゃうちゃう鳴門の山から仕入れてる物やけどなあ、ただの土や』と話していた。

 その土は、きめ細かくサラサラとして水を入れると粘土のように粘り気のあるものになり、その粘度を利用することにより早く溶かしたり、遅く溶かしたりと時間的に調整するそうな。
その土に配合する物は、オリジナルおから(細キュー)と、さなぎ等。それを練り合わせダンゴを作る。
ダンゴに少し甘みのある香りがするのは、オリジナルおから(細キュー)が入っているからだと思った。

 14:00過ぎに船長が筏用の竿と長い柄杓?みたいな物と配合済みの土が入ったたらいを持ってきてくれて実際に体験することとなった。
なるべくダンゴの泥で竿が汚れないよう左手のみでダンゴを握り、右手で竿を持っているのが標準スタイルとのこと。

 一連の作業の流れを船長がやって見せてくれる。“もっと近づいてみよう”と、その時“バリッ”と嫌な音、なんと船長の柄杓を踏んづけてしまいカーボンの柄が割れてしまう! が、『これで丁度ええ感じになったわ』と船長笑う。←さっすが、大物 (柄杓は古いが、カーボン製なので結構高価な物であったかもしれない。実は船長のアイテムを壊したのは、これで3個目であった・・・(本当にすみません)

 『こんな感じでやってみぃ』と、いよいよ挑戦することになる。
 まずダンゴを手のひらサイズに握る(以外に大きい、手榴弾か!)。ベチョベチョだとうまく形ができない。何とか丸い形ができたらダンゴの真ん中辺りに指で穴を開け、その穴に針掛けしたシラサエビを放り込む。(春はボケとかシラサで良いらしい)
その穴を閉じて形を再び整えて小さい柄杓の上に乗せるが、ダンゴが結構重いので柄杓がひっくり返りそうになる。←船長笑う

 そのダンゴをそっと水面に落とし込み、スプールをサミングしながらやってみるが、底に落ちるまでにダンゴが溶けてエサが出てきてしまう始末で、何とか3回目くらいにやっと底まで到達できる!

 ダンゴが割れるまでじっとしておく場合もあるが、ダンゴが割れる前にダンゴからエサを引き抜いても良いとのこと。その場合のエサの位置はダンゴから約20〜30cmの高さをキープし、とにかく穂先と水面との距離に注意を払う。また潮の流れの方向に穂先を送る。

 竿の穂先は非常に細いので、巻き上げ時に付けた錘がガイドに入り込み破損してしまうらしく、初心者はまず誰しも錘で穂先を壊して泣いているらしく、とにかく巻き上げる時は、鈎より錘を握るように注意を払うことと教えてもらう。 高橋船長のワンポイントアドバイス:錘を握る癖をつけること!

 ちなみに船長の竿の穂先の修理代は1万円らしく、その話を聞いてからは“柄杓はええ、柄杓よりも船長の竿先を壊したらあかん”と自分に言い聞かせ少しびびりながら、30分程練習に励んだ。

 今回はメバル・ハネ釣りがメインで、時間もなかったので実際にあたりを経験する時間がなかったが、一連の動作と注意点を教えてもらったので、次のチヌ釣り本番に向けて大きな自信?経験となった。

 本当に船長ありがとう!

 PS:鉛のおもりは環境問題があるので極力再利用できるパッチを貼った物を使ってほしいと、船長に頼まれました。今、私の設計の仕事でも鉛フリーに取り組んでいるので、このきれいな堂浦、また日本の海を守る為にも非常に共感できる言葉であったと感じました。


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